1977 年の終わり以降に製造されたほとんどの IA マザーボードでは BIOS が El Torito 標準をサポートしているため、ブートデバイスとして CD-ROM ドライブが認識されます。
ブートできる場合は、システムの BIOS 設定ツールでこの機能が有効になっているかどうかを確認します。
ブートできない場合は、Solaris 8 Device Configuration Assistant フロッピーディスクをシステムのフロッピーディスクドライブに挿入します。
Solaris 8 Device Configuration Assistant は、http://soldc.sun.com/support/drivers からダウンロードすることもできます。
Solaris 8 INSTALLATION MULTILINGUAL CD (Intel) をシステムの CD-ROM ドライブに入れます。
システムを停止して電源を切り、再び電源を入れてシステムをブートします。
メモリーテストとハードウェア検出が実行され、画面が再表示されます。
Solaris 8 Device Configuration Assistant からブートしている場合は、画面に次のメッセージが表示されます。
Solaris Boot Sector Version 1 |
続いて次のような情報が表示されます。
Solaris for x86 - Generic DCB Version 1.234 loading /solaris/boot.bin |
画面が再表示され、次のような情報が表示されます。
SunOS Secondary Boot version 3.00 Solaris Intel Platform Edition Booting System Running Configuration Assistant... |
Solaris 8 INSTALLATION MULTILINGUAL CD (Intel) からブートしている場合は、画面に次のメッセージが表示されます。
SunOS - Intel Platform Edition Primary Boot Subsystem, vsn 2.0 |
続いて次のような情報が表示されます。
SunOS Secondary Boot version 3.00 Solaris Intel Platform Edition Booting System Running Configuration Assistant... |
「Solaris Device Configuration Assistant」画面が表示されたら F2 キーを押します。
「Bus Enumeration」画面が表示され、次のメッセージが表示されます。
Determining bus types and gathering hardware configuration data ... |
「Scanning Devices」画面が表示され、システムデバイスが走査されます。走査が完了すると、「Identified Devices」画面が表示されます。
F2 キーを押します。
「Loading」画面が表示され、システムをブートするためにロードされるドライバの情報が表示されます。数秒後に「Boot Solaris」画面が表示されます。
「Boot Solaris」画面で「CD」を選択し、F2 キーを押します。
次のような情報が表示されます。
<<< Current Boot Parameters >>> Boot path: /pci@0,0/pci-ide@7,1/ide@1/sd@0,0:a Boot args: kernel/unix <<< Starting Installation >>> SunOS Release 5.8 Version Generic 32-bit Copyright 1983-2000 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Configuring /dev and /devices Using RPC Bootparams for network configuration information. Solaris Web Start 3.0 installer The Solaris Installer can be run in English, or any of the following languages: 1) English 6) Japanese 2) German 7) Korean 3) Spanish 8) Swedish 4) French 9) Simplified_Chinese 5) Italian 10) Traditional_Chinese Select the language you want to use to run the installer: |
プロンプトやメッセージなどのインストール情報の表示に使用する言語の番号を入力します。共通デスクトップ環境が起動され、Solaris Web Start が Solaris fdisk パーティションを検出できない場合には、選択された言語で次のような情報がコンソールに表示されます。
インストールを行う言語として日本語が選択されています。 Solaris Web Start 3.0 Installer を開始しています Solaris Installer が、Solaris インストールプログラム ソフトウェアを置くシステムハードディスクを検索中です。 適切な Solaris fdisk パーティションが見つかりませんでした。 Solaris Installer は、ルートディスク c0t0d0 上に Solaris fdisk パーティションを 作成する必要があります。少なくとも 395 MB の容量を使用します。 警告: ディスク上の情報はすべて失われます。 Solaris Installer が Solaris fdisk を作成します [y,n,?] |
Solaris Web Start が Solaris fdisk パーティションを検出できた場合には、選択された言語で次のような情報が表示されます。
インストールを行う言語として日本語が選択されています。 Solaris Web Start 3.0 Installer を開始しています Solaris Installer が、Solaris インストールプログラム ソフトウェアを置くシステムハードディスクを検索中です。 デフォルトのルートディスクは /dev/dsk/c0t0d0 です。¥n¥ Solaris Installer が Solaris をインストールするために ¥n¥ /dev/dsk/c0t0d0 をフォーマットする必要があります。¥n¥n 警告: ディスク上の情報はすべて失われます。 /dev/dsk/c0t0d0 をフォーマットしますか? [y,n,?,q] |
Solaris Web Start が Solaris fdisk パーティションを
検出できた場合は、手順 21 に進みます。
検出できなかった場合は、プロンプトで「y」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Total disk size is 972 cylinders Cylinder size is 4032 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 DOS12 0 7 8 1 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Exit (update disk configuration and exit) 5. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: |
「1」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Select the partition type to create: 1=SOLARIS 2=UNIX 3=PCIXOS 4=Other 5=DOS12 6=DOS16 7=DOSEXT 8=DOSBIG A=x86 Boot B=Diagnostic 0=Exit? |
「A」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Specify the percentage of disk to use for this partition (or type "c" to specify the size in cylinders). |
このパーティションに割り当てるディスクの割合を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Should this become the active partition? If yes, it will be activated each time the computer is reset or turned on. Please type "y" or "n". |
「y」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Partition 2 is now the active partition. SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Exit (update disk configuration and exit) 5. Cancel (exit without updating disk configuration) |
「1」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Select the partition type to create: 1=SOLARIS 2=UNIX 3=PCIXOS 4=Other 5=DOS12 6=DOS16 7=DOSEXT 8=DOSBIG A=x86 Boot B=Diagnostic 0=Exit? |
「1」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Specify the percentage of disk to use for this partition (or type "c" to specify the size in cylinders). |
このパーティションに割り当てるディスクの割合を入力し Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Should this become the active partition? If yes, it will be activated each time the computer is reset or turned on. Please type "y" or "n". |
「n」を入力し、Enter キーを押します。
IA ブートパーティションと Solaris パーティションが作成され、次のような情報が表示されます。
Total disk size is 972 cylinders Cylinder size is 4032 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 DOS12 0 7 8 1 2 Active x86 Boot 8 16 9 1 3 Solaris 17 969 953 98 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Exit (update disk configuration and exit) 5. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: |
「4」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
適切な Solaris fdisk パーティションが見つかりませんでした。 Solaris Installer は、ルートディスク c0t0d0 上に Solaris fdisk パーティションを 作成する必要があります。少なくとも 395 MB の容量を使用します。 警告: ディスク上の情報はすべて失われます。 Solaris Installer が Solaris fdisk を作成します [y,n,?] |
「n」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
他のインストールオプションを選択してください。詳細は、 Solaris インストールマニュアルを参照してください。 インストールを再開するには、/sbin/cd0_install を実行してください。 |
システムプロンプトで /sbin/cd0_install と入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
デフォルトのルートディスクは /dev/dsk/c0t0d0 です。¥n¥ Solaris Installer が Solaris をインストールするために ¥n¥ /dev/dsk/c0t0d0 をフォーマットする必要があります。¥n¥n 警告: ディスク上の情報はすべて失われます。 /dev/dsk/c0t0d0 をフォーマットしますか? [y,n,?,q] |
プロンプトで「y」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
注: ファイルシステムの配置中には swap サイズを変更できません。 swap スライスのサイズを 384MB から 1865MB の範囲で入力してください。デフォルト = 512MB [?] |
プロンプトで Enter キーを押してデフォルトのスワップパーティションサイズを使用するか、必要なスワップパーティションサイズを入力して Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Solaris Installer は、ディスクの先頭に swap スライスを配置しようとします。 そのようにすると、これより後のインストール処理で、もっとも柔軟にファイル システムをパーティション分割することができます。 ディスクの先頭から swap スライスを作成しますか? [y,n,?,q] |
スワップスライスをディスクのどこに置くかを決めます。ディスクの先頭にスワップスライスを配置するとファイルシステムをパーティションに分割するときの柔軟性が増し、ディスクをアクセスする効率が向上します。スワップスライスを
ディスクの先頭に置く場合は、「y」を入力し、Enter キーを押してから 手順 25 に進みます。
先頭に置かない場合は、「n」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
警告: 3 以外のシリンダに swap スライスを配置するには、ディスク配置についての 高度な知識が必要です。ここでどのシリンダを選択するかによって、これより後の インストール処理で選択するディスク配置に影響します。 3 から 590 の間で、開始シリンダを入力してください。デフォルトの開始シリンダは 3 です。 [?] |
Enter キーを押してデフォルトの開始シリンダ (システムによって異なる) を使用するか、必要な開始シリンダを入力して Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
以下が Solaris Installer で使用されます: ディスクスライス : /dev/dsk/c0t0d0 swap サイズ : 512 MB 開始シリンダ : 3 警告: ディスク上の情報がすべて消去されます。 これでよろしいですか? [y,n,?,q] |
プロンプトで「y」を入力し、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Solaris Installer はディスクスライス /dev/dsk/c0t0d0s1 を使用します。ファイルがコピーされた後にシステムが自動的にリブートされ、 インストール処理が継続されます。 お待ちください... ミニルートをローカルディスクにコピー中です。...完了しました。 プラットフォーム固有のファイルをコピー中です。...完了しました。 リブートとインストール処理の継続のために準備しています。 インストールを継続するためにはリブートする必要があります。 ブートメディア (フロッピーまたは CD-ROM を取り出し、Enter キーを押してください。 注: ブートメディアが CD-ROM である場合は システムがリセットされてから CD-ROM を取り出してください。 |
手順 2 でシステムのフロッピーディスクドライブに Solaris 8 Device Configuration Assistant を
挿入した場合は、システムのフロッピーディスクドライブからフロッピーディスクを取り出し、Enter キーを押します。
挿入しなかった場合は、Enter キーを押します。
次のような情報が表示されます。
Syncing file systems... 49 done rebooting... |
システムがリセットされ、メモリーテストとハードウェア検出が行われます。
システムのメモリーテストとハードウェア検出が終了する前に、Solaris 8 INSTALLATION MULTILINGUAL CD (Intel) を CD-ROM ドライブから取り出します。
次のような情報が表示されます。
SunOS - Intel Platform Edition Primary Boot Subsystem, vsn 2.0 Current Disk Partition Information Part# Status Type Start Length ================================================ 1 DOS12 63 32193 2 Active X86 BOOT 32256 36288 3 SOLARIS 68544 3842496 4 <unused> Please select the partition you wish to boot: |
数秒後に画面が再表示され、次のような情報が表示されます。
SunOS Secondary Boot version 3.00 Solaris Intel Platform Edition Booting System Running Configuration Assistant... Autobooting from bootpath /pci@0,0/pci-ide@7,1/ata@1/cmdk@0,0:b If the system hardware has changed, or to boot from a different device, interrupt the autoboot process by pressing ESC. Initializing system Please wait... <<< Current Boot Parameters >>> Boot path: /pci@0,0/pci-ide@7,1/ata@1/cmdk@0,0:b Boot args: Type b [file-name] [boot-flags] <ENTER> to boot with options or i <ENTER> to enter boot interpreter or <ENTER> to boot with defaults <<< timeout in 5 seconds >>> Select (b)oot or (i)nterpreter: SunOS Release 5.8 Version Generic 32-bit Copyright 1983-2000 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Configuring /dev and /devices Using RPC Bootparams for network configuration information. |
続いて「The Solaris Installation Program」画面が表示されます。
F2 キーを押します。
「kdmconfig - Introduction」画面が表示されます。
F2 キーを押します。
「kdmconfig - View and Edit Window System Configuration」画面が表示されます。
この画面に表示された構成情報を調べ、必要な変更を行います。
変更が終わったら「No changes needed - Test/Save and Exit」を選択し、F2 キーを押します。
ウィンドウ構成テスト用画面が表示されます。
F2 キーを押します。
表示された画面でポインタを移動できるか確認し、さらにパレットの色が正しく表示されているか確認します。