ここまでの画面で入力した値を要約します。
F4 キーを押して、入力を変更する場合は、この要約の中で表示されている画面へ戻ることができます。それ以前のすでに確定されている情報を変更するには、L1-A または Stop-A を押して、システムをリブートしてください。
システムクロックを設定します。
DNS サーバーから要求されたアドレスを検索する時に使用される DNS ドメインを指定します。
検索ドメインの指定は、省略可能です。検索ドメインが指定されていない場合は、デフォルトの検索ドメイン (このシステムのドメイン) が使用されます。
指定できる検索ドメインは 0 個から 6 個までです。指定する検索ドメインの合計文字数が 250 文字を超えないようにしてください。
DNS
name service [ネームサービス]
システムが使用する DNS サーバーの IP アドレスを指定します。
指定できるネームサーバーは、1 個から 3 個までです。 DNS はこれらのネームサーバーを使用して、他のシステムの名前を認識します。
システムが使用する DNS サーバーのアドレスがわからない場合は、システム管理者に確認してください。
DNS
name service [ネームサービス]
システムを、ネームサービスドメインの一部として指定します。ドメイン名がわからない場合は、システム管理者に確認するか、すでにインストール済みのシステムで、domainname(1M) コマンドを実行します。
通常、ドメイン名は、ピリオドで区切られた 2 つから 4 つの短い名前で構成されています。中には大文字で記述されているものもあります。
domain name [ドメイン名]
domain [ドメイン]
システム名を指定します。このシステムがネットワーク上にある場合、他のすべてのシステムとは異なる固有の名前を指定する必要があります。
ホスト名は、サイトの方針に従って、ネットワーク管理者かシステム管理者によって割り当てられます。重複するホスト名を作成すると、ネットワーク障害を引き起こすので、システム管理者かネットワーク管理者に確認してください。
ネットワーク上でシステムを識別する IP アドレスを指定します。電話番号に類似しています。
IP アドレスは、ピリオドで区切られた 4 つの数字です。一般的に、IP アドレスの各構成要素は 0 から 225 の範囲の数字です。しかし、最初の数字は、244 未満にしてください。また、通常、最後の数字に 0 は使用できません。
IP アドレスは、通常、ローカルの方針とインターネットワークの方針に従って、ネットワーク管理者かシステム管理者により割り当てられます。重複する IP アドレスを作成するとネットワーク障害を引き起こすので、システム管理者かネットワーク管理者に確認してください。
Internet Protocol (IP) address [IP アドレス]
システム識別のために必要な情報については、システム管理者に確認してください。
Solaris のインストール関連マニュアル
「Kerberos 構成」メニューでは、Kerberos セキュリティを有効にするために必要な情報を指定します。
ここではすべてのエントリにおいて、完全指定のドメイン名を入力してください。
「デフォルトのレルム」フィールドには、通常大文字で入力します。たとえば、システムのドメイン名を大文字で入力します (例: YOURSITE.COM)
「管理サーバー」フィールドには、Kerberos を管理するサーバーの名前を指定します。
KDC のフィールドには、Key Distribution Center (鍵発行センター) として機能するマシンのドメインを完全指定名で入力してください。ここに指定したマシンが、Kerberos チケットを発行します。
ここで入力するすべての情報について、ネットワーク管理者に確認してください。
「Kerberos」メニューにおいて指定した情報は、/etc/krb5/krb5.conf ファイルに保存されます。情報が入力されていないフィールドがあると、krb5.conf ファイル中の対応するエントリが空になり、Kerberos が正しく機能しません。
ここでユーザーが入力しなかった情報がある場合、Solaris をインストールした後に、システム管理者が手動で krb5.conf ファイルを編集して、エントリに情報を追加したり変更したりすることができます。
詳細は、ヘルプトピック「セキュリティポリシー」 を参照してください。
システムが IPv6 を使用するかどうかを指定します。
IPv6 は、次世代のインターネットプロトコルです。選択時には、現バージョンのインターネットプロトコル IPv4 に加えて使用されます。IPv4 の選択は解除しないでください。
IPv6 のアドレス情報は、システムがネットワークから取得するので、ユーザーが入力するためのプロンプトは表示されません。
IPv6 がネットワーク上で使用されているかどうかが不明な場合は、システム管理者にお問い合わせください。
システムのネームサーバーを検索する方法を指定します。
「Find one」を選択すると、ソフトウェアはネームサーバーの検索を行います。ネームサーバーを検索する場合は、サブネット上にそのネームサーバーが存在している必要があります。
「Specify one」を選択すると、補助の画面が表示されます。ここで、ネームサーバーのホスト名と IP アドレスを入力してください。
name service [ネームサービス]
subnets [サブネット]
このシステムとネームサービスとの関係を指定します。
システムをネームサーバーに認識させるためには、システムの情報(システム名、IP アドレス、Ethernet アドレスなど) を、サーバーに持たせる必要があります。サーバーが必要な情報は、使用するネームサービスの種類によって異なります。ネームサービスにシステムを追加する方法についての詳細は、Solaris のインストール関連マニュアルを参照してください。
このシステムをネームサービスの一部として指定している場合、これ以降の画面で入力すべき情報の量が少なくなることがあります。
このシステム用のネットワークネームサービスについて分からないことがある場合には、システム管理者に確認してください。
NIS+
NIS
DNS
name service [ネームサービス]
このシステムにサービスを提供する、ネットワークネームサーバーの名前と IP アドレスを指定します。
IP アドレスは、ピリオドで区切られた 4 つの数字で構成されます。通常、IP アドレスの各構成要素は 0 から 225 の範囲の数字です。最初の数字は 224 未満にしてください。また、通常、最後の数字に 0 を使用できません。
Internet Protocol (IP) address [IP アドレス]
name service [ネームサービス]
name server [ネームサーバー]
ナビゲート用のデフォルトキーはファンクションキーです。ただし、キーボードにファンクションキーがなかったり、TIP 回線を通して実行している場合、ESC キーを使用します。
ナビゲートに ESC キーを使用するには、ESC キーを 1 回押します (ヘルプを終了し、メイン画面に戻ると、各画面の下に ESC キーの使用方法が表示されます)。
メイン画面のナビゲート方法の表示をファンクションキーに戻すには、ESC-f を押します。
ESC キー・ナビゲート (たとえば、ESC-2) を使用するには、ESC キーを押したあと数字キーを押します。
Return または Enter キーを使って、メニューのオプションにマークをつけて選択します。
メイン画面
ESC キー | ESC キーでの使用方法を表示し、有効にする |
ESC-f | ファンクションキーでの使用方法を表示し、有効にする |
F2、ESC-2 | 次画面に進む |
F4、ESC-4 | 入力された情報を変更する |
F6、ESC-6 | ヘルプにアクセスする |
Ctrl-N (下矢印) | メニューで下に移動する |
Ctrl-P (上矢印) | メニューで上に移動する |
Ctrl-H | フィールドで 1 文字消去 |
Ctrl-U | フィールドで行を消去 |
Back Space キー | フィールドで 1 文字消去 |
矢印キー | メニューでオプションを反転表示する |
Return、Enter キー | メニューでオプションをマーク (選択) する |
ヘルプ画面
F2、ESC-2 | (選択されたオプションに) 移動する |
F3、ESC-3 | ヘルプの各項目またはヘルプの Main Index に移動する |
F5、ESC-5 | ヘルプを終了する |
Ctrl キー・ナビゲート (たとえば、Ctrl-U) を使うには、Ctrl キーを押しながら、文字キーを押します。
ESC キー・ナビゲート (たとえば、ESC-2) を使うには、ESC キーを押しながら、数字キーを押します。
データを入力するには、カーソル位置で入力を始めます。
データを有効にし、確定するには、Enter キーを押します。
フィールド間を移動するには、次のキーを使います。
上矢印または Ctrl-P
下矢印または Ctrl-N
現在の値を消去するには、次のどれかを使います。
Back Space キー
Ctrl-H
Ctrl-U
選択したい項目を反転表示するには、矢印キーを使います。
項目 [X] を選択するには、Return キーを押します。
項目 [ ] を選択解除するには、矢印キーを使い、別のフィールドに移動して、Return キーを押します。
確認画面の情報を変更するには、F4 キーまたは ESC-4 を選択します。
ヘルプにアクセスするには、F6 キーまたは ESC-6 を押します。
Solaris インストールプログラムを終了するには、F5 キーまたは ESC-5 を選択します。
次の画面に進むには、F2 キーまたは ESC-2 を選択します。
すでに終了した確認画面に戻るには、L1-A または Stop-A を使用してシステムをリブートし、インストールを再開します。
ヘルプを終了して元の画面に戻るには、F5 キーまたは ESC-5 を選択します。
ヘルプ項目を選択するには、矢印キーを使ってオプションを反転表示し、Return キーを押して [X] マークを付けます。
選んだ項目に移動するには、F2 キーまたは ESC-2 を選択します。
ヘルプの Main Index に移動するには、F3 キーまたは ESC-3 を選択します。
システムのネットマスクを指定します。
ネットマスクとは、ピリオドで区切られた 4 つの番号のことで、IP アドレスのどの部分がネットワーク部であり、どの部分がホスト部であるか指定します。ネットマスクが分からない場合は、システム管理者またはネットワーク管理者に確認してください。
Internet Protocol (IP) address [IP アドレス]
netmask [ネットマスク]
subnets [サブネット]
Solaris CD がサポートしていないネットワーク/通信カードにシステムが接続されている場合、Solaris ソフトウェアのインストールを終了してから、次を実行します。
別売のネットワーク / 通信カードをインストールします。
sys-unconfig プログラムを実行し、システムを出荷時の状態に戻します。
sys-unconfig(1M) のマニュアルページを参照。
システムにネットワークアダプタを装着します。
OK プロンプトが表示されたら、boot -r と入力します。
画面のメッセージに従って、ネットワーク情報を入力します。
ネットワークはシステムを認識します。
システムの一次ネットワークインタフェースを指定します。
ソフトウェアが、システム上で複数のイーサネットカードまたはネットワークアダプタカードを検出した場合、この情報が要求されます。CD-ROM からゲートウェイをインストールしている場合、この画面が表示されます。
ほとんどの場合、最小の番号のインタフェース (たとえば、選択肢が le0 と le1 の場合、最小の番号は le0 です) が正しい選択肢です。ただし、不明な場合は、システム管理者かネットワーク管理者にたずねてください。
一次ネットワークインタフェースの選択が不正確だと、システムがネームサービスを発見できないことがあります。
システムに実装するセキュリティポリシーの種類を指定します。
セキュリティポリシーを指定しない場合でも、通常の UNIX セキュリティが実装されます。
Kerberos を使用する場合は、必ずネットワーク管理者に相談してください。1 つまたは複数の KDC の完全指定ドメイン名など、特別な情報が必要になるからです。このような情報がわからない場合や、情報について詳しく知らない場合には、通常の UNIX セキュリティで Solaris をインストールするように選択しておくと、インストール後に /etc/krb5/krb5.conf ファイルを編集して情報を追加し、Kerberos セキュリティを有効にすることができます。
このシステムが接続されているネットワークが、サブネットを持っているかどうかを指定します。
このシステムが接続されているネットワークが (通常はルーターかゲートウェイを使用して) 複数のサブネットに分割されている場合、「Yes」を選択してください。ネットワークがサブネットに分割されているかどうかわからない場合、システム管理者に確かめてください。
netmask [ネットマスク]
subnets [サブネット]
システムのデフォルトの時間帯を指定します。
時間帯メニューからデフォルトの時間帯を設定するには、次の 3 つの方法があります。
地域を選択する。
ユーザーの地域 (たとえば、United States/Mountain) の時間帯を指定します。
「other - offset from GMT」(GMT からの時間差) を選択する。
グリニッジ標準時間からの差に相当する時間数を指定します。
「other - specify time zone file」(ファイルを指定する) を選択する。
ディレクトリ /usr/share/lib/zoneinfo にある時間帯ファイルの名前を指定します。時間帯ファイルはこのディレクトリになければなりません。ファイルがなかった場合は、地域によって時間帯を選択するよう促すエラーメッセージが表示されます。