Solaris 8 インストールガイド (SPARC 版)

pkgadd でパッケージを追加する方法

  1. インストールまたはアップグレード済みのシステムにスーパーユーザーとしてログインするか、または次のコマンドを入力してスーパーユーザーになります。


    # su
    
  2. システムに追加するソフトウェアが含まれている CD をシステムに接続されている CD-ROM ドライブに入れます。

    ボリュームマネージャが自動的に CD をマウントします。

  3. 追加するソフトウェアの CD 上のディレクトリパスを記録します。

  4. 1 つまたは複数のパッケージをシステムに追加します。


    # /usr/sbin/pkgadd -d device_name pkgid
    

    device_name

    インストール済みのシステムに追加するソフトウェアが含まれている CD へのディレクトリパス名 

    pkgid

    インストール済みのシステムに追加するソフトウェアパッケージ名 (たとえば、SUNWaudio)

  5. 一連の手順が終了したら、pkgchk(1M) コマンドを使って、パッケージが正しくインストールされているかを確認します。


    # /usr/sbin/pkgchk -v pkgid
    

    エラーがなければ、pkgchk はインストール済みファイルのリストを表示します。エラーがあると、pkgchk はエラーの内容を示すメッセージを表示します。

例 : pkgadd コマンドによるパッケージの追加

次の例では、pkgadd を使って、マウントされている Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) から SUNWaudio パッケージをインストールします。


注 -

今回の Solaris リリースの名称は「Solaris 8」ですが、コード、パス名、パッケージパス名などで、「Solaris_2.8」または「SunOS_5.8」という名称が使用されていることがあります。コード、パス、パッケージパスなどを実際に入力または使用するときには、必ずマニュアル中に記述されている名称に従ってください。



# /usr/sbin/pkgadd -d /cdrom/sol_8_sparc/Solaris_8/Product SUNWaudio
.
.
<SUNWaudio> のインストールに成功しました。
# pkgchk -v SUNWaudio
/usr
/usr/bin
/usr/bin/audioconvert
/usr/bin/audioplay
/usr/bin/audiorecord
#