バックアップに必要な容量は、容量を再割り当てするために変更あるいは移動しなければならないすべてのファイルシステムをベースにしています。アップグレード開始後に必要となるバックアップ用に次のどちらかのメディアを選択しなくてはなりません。
ローカルファイルシステム
アップグレードされるシステム上のローカルファイルシステムを指定します。アップグレードによって変更されるローカルファイルシステムを指定することはできません。パスは、ディスクスライス用のブロックデバイスパスか、/etc/vfstab ファイルにマウントされているファイルシステムへの絶対パスでなくてはいけません。
ローカルテープ
アップグレードされるシステム上のローカルテープドライブを指定します。パスは、テープドライブ用の文字 (raw) デバイスパスでなくてはいけません。
フロッピーディスク
アップグレードされるシステム上のローカルなフロッピーディスクドライブを指定します。パスは、フロッピーディスクドライブ用のキャラクタ (raw) デバイスパスでなくてはいけません。
リモートファイルシステム (NFS)
リモートシステム上の NFS ファイルシステムを指定します。パスは、リモートシステム (ホスト) の名前または IP アドレス、および NFS ファイルシステムへの絶対パスを含まなくてはいけません。
リモートシステム (rsh)
リモートシェル (rsh) で到達できるリモートシステム上のディレクトリを指定します。アップグレードされるシステムは、リモートシステムの .rhosts ファイルを介してリモートシステムにアクセスできなくてはいけません。パスは、リモートシステム (ホスト) の名前とディレクトリへの絶対パスを含んでいなくてはいけません。ユーザーログイン (ユーザー) が指定されていない場合は、リモートシェルは root で実行されます。