Solaris 8 インストールガイド (SPARC 版)

Device Naming Conventions [Solaris 2.x 環境でのデバイス命名規則]

ディスクの命名規則

Solaris 2.x 環境でのディスクの命名規則は、SVR4 インタフェース定義 (SVID) に準拠しています。規則は、物理的な名前ではなく、論理的な名前に基づいています。

Solaris インストールプログラムは、ディスクを次のように指定します。

 ディスク インタフェース プラットフォーム
cntndn 例: SCSI、IPI SPARC
cndn 例: IDE IA
   例: SMD SPARC

ここでは cntndn は、

スライスと fdisk パーティション

スライスとは、Solaris のディスクの特定の容量のことです。ここには Solaris ソフトウェアのファイルシステムが配置されます。1 台のディスクに最大 8 つのスライス (0-7) を構成できます。スライス 2 はディスク全体を表します。「Customize Disks:」画面をアクセスすると、0-7 のディスクスライスを確認できます。

IA システムのスライスをアクセスするには、最初に Solaris ソフトウェアをインストールする fdisk パーティションを選択してください。4 つの fdisk パーティションがあります。それぞれに個別のオペレーティングシステムを格納でき、どれかを Solaris ソフトウェア用に予約もできます。どの fdisk パーティションを Solaris ソフトウェア用に使用するかを指定した後で、Solaris の fdisk パーティションのスライス 0-7 にファイルシステムを配置できます。スライスは、「Customize Disks:」画面に表示されています。IA システムには、ブートスライスと代替セクタスライスという 2 つの特別なスライスがあり、ディスク容量を使用します。これらの特別なスライスは必須であり、削除できません。

スライスのカスタム割り当て

このディスクスライスのカスタム割り当てを行うと、ルートは次のように配置されます。

0 はルート (オペレーティングシステム)

1 はスワップ (仮想メモリーの記憶容量)

2 はディスク全体

6 は /usr、実行可能プログラム、プログラムライブラリ、ドキュメント