Solaris 2.x 環境でのディスクの命名規則は、SVR4 インタフェース定義 (SVID) に準拠しています。規則は、物理的な名前ではなく、論理的な名前に基づいています。
Solaris インストールプログラムは、ディスクを次のように指定します。
ディスク | インタフェース | プラットフォーム |
---|---|---|
cntndn | 例: SCSI、IPI | SPARC |
cndn | 例: IDE | IA |
| 例: SMD | SPARC |
cn = 論理的なコントローラの番号
tn = 物理的なバスターゲットの番号
dn = ドライブ番号
スライスとは、Solaris のディスクの特定の容量のことです。ここには Solaris ソフトウェアのファイルシステムが配置されます。1 台のディスクに最大 8 つのスライス (0-7) を構成できます。スライス 2 はディスク全体を表します。「Customize Disks:」画面をアクセスすると、0-7 のディスクスライスを確認できます。
IA システムのスライスをアクセスするには、最初に Solaris ソフトウェアをインストールする fdisk パーティションを選択してください。4 つの fdisk パーティションがあります。それぞれに個別のオペレーティングシステムを格納でき、どれかを Solaris ソフトウェア用に予約もできます。どの fdisk パーティションを Solaris ソフトウェア用に使用するかを指定した後で、Solaris の fdisk パーティションのスライス 0-7 にファイルシステムを配置できます。スライスは、「Customize Disks:」画面に表示されています。IA システムには、ブートスライスと代替セクタスライスという 2 つの特別なスライスがあり、ディスク容量を使用します。これらの特別なスライスは必須であり、削除できません。
このディスクスライスのカスタム割り当てを行うと、ルートは次のように配置されます。
0 はルート (オペレーティングシステム)
1 はスワップ (仮想メモリーの記憶容量)
2 はディスク全体
6 は /usr、実行可能プログラム、プログラムライブラリ、ドキュメント