この手順では、システムがボリュームマネージャを実行していると仮定しています。フロッピーディスクや CD を管理するのにボリューム管理を使用していない場合、ボリュームマネージャなしで取り外し可能な媒体を管理する方法の詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。
フロッピーディスクドライブマネージャを持つ SPARC 搭載システムに、スーパーユーザーとしてログインします。
プロファイルフロッピーディスクとして使用できる空の (あるいは、上書きしても大丈夫な) フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに挿入します。
# volcheck |
フロッピーディスクにすでに UFS (UNIX ファイルシステム) が入っているか確認します。
わからない場合は、システム上のファイル /etc/mnttab の内容を見て、次のようなエントリがないかを調べます。
/vol/dev/diskette0/scrap /floppy/scrap ufs suid,rw,largefiles,dev=1740008 927147040 |
上記のエントリが
ある場合は、手順 7 に進みます。
ない場合は、次の手順に進みます。
この手順によって、フロッピーディスク上のすべてのデータは上書きされます。
# fdformat -U |
フロッピーディスクに UFS ファイルシステムを作成します。
# newfs /vol/dev/aliases/floppy0 |
カスタム JumpStart ファイルの例を JumpStart ディレクトリに
コピーしない場合は停止して、プロファイルフロッピーディスクでの JumpStart ディレクトリの作成を終了します。
コピーする場合は、次の表を使用して次に実行すべき作業を判断します。
例のコピー元 |
実行する作業 |
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Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) |
Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) をサーバーの CD-ROM ドライブに挿入します。 ボリュームマネージャが自動的に CD にマウントします。 |
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ディレクトリを Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) イメージの位置に変更します。次に例を示します。
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サンプルのカスタム JumpStart インストールファイルを、プロファイルフロッピーディスクの JumpStart ディレクトリにコピーします。
# cp -r media_path/Solaris_8/Misc/jumpstart_sample/* jumpstart_dir_path |
ここで、media_path はローカルディスク上の CD またはイメージへのパスを示し、jumpstart_dir_path はカスタム JumpStart ファイルの例があるプロファイルフロッピーディスクへのパスを示します。
すべてのカスタム JumpStart インストールファイルは、フロッピーディスクのルートディレクトリになければなりません。
たとえば、次のコマンドは、Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) の jumpstart_sample の内容を、プロファイルフロッピーディスク scrap のルート (/) ディレクトリにコピーします。
cp -r /cdrom/sol_8_sparc/Solaris_8/Misc/jumpstart_sample/* /floppy/scrap |
プロファイルフロッピーディスク上の JumpStart ファイルの例を更新して、サイトの環境内で動作するようにします。
フロッピーディスクを取り出します。
# eject floppy |
これで、プロファイルフロッピーディスクの作成が完了しました。rules ファイルを更新して、プロファイルフロッピーディスクにプロファイルを作成して、カスタム JumpStart インストールを実行できます。処理を続けるには、「rules ファイルの作成」に進んでください。