[コンジット] タブには、PDA sync アプリケーションで使用できるすべてのコンジットのリストが表示されます。このリストは固定ではなくて、コンジットは追加または削除できます。アクティブなコンジットにはチェックマークがついています。同期操作はすべてのアクティブな (チェックマークがついている) コンジットだけを実行します。次の図を参照してください。
スクロール・リストの下にあるボタンは、リストから選択したコンジットで行うことができるアクションを示しています ([コンジットを追加] ボタンを除く)。ボタンの上にマウス・ポインタを置くと、ボタンの近くに小さなボタン・タグが現れ、その中にボタンの名前が表示されます。次に、ツールバー上のボタンについて示します。
「コンジットの設定を変更」(チェックマークがついているボックス) - 選択したコンジット用に設定ダイアログが表示されます。複数のコンジットを選択している場合、このボタンは無効になります。
「コンジットアクティブ/非アクティブの切り替え」(チェックマーク) - コンジットをアクティブ状態から非アクティブ状態に (あるいは、その逆に) 切り替えます。コンジットがアクティブな場合、そのコンジットは次回の同期時に実行されます。
「コンジットをリストに追加」(プラス (+) 記号) - ファイル選択ダイアログが表示され、新しいコンジットを追加できます。「コンジットの追加」の項を参照してください。
「コンジットをリストから削除」(マイナス (-) 記号) - 確認ダイアログボックスが表示されたらコンジットをリストから削除します。
[カレンダコンジットを構成] ウィンドウを使用すると、カレンダ・アプリケーション間でのアポイントメントの同期をどのようにとるかを決定できます。次の図を参照してください。
このウィンドウでは、次のことができます。
ホスト名を変更します。デフォルトは user@host です。
ワークステーションまたはサーバ上でベースとなるカレンダを指定します。
同期操作を行う日付の範囲を決定します。デフォルトでは 3 カ月です。
PDA でマークを付けた個人用のアポイントメントのうち、どの情報を他のユーザに表示するかを決定します。
[ファイルを同期させる] - デスクトップと PDA 上のカレンダ情報をマージします。
[デスクトップが PDA に上書き] - PDA 上のカレンダ情報をデスクトップ上のカレンダ情報で置き換えます。
[PDA がデスクトップに上書き] - デスクトップ上のカレンダ情報を PDA 上のカレンダ情報で置き換えます。
[メモ帳コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、デスクトップと PDA 間でテキスト・ファイルの同期をとることができます。次の図を参照してください。
[ファイルを同期させる] - デスクトップと PDA 上のメモ情報をマージします。
[デスクトップが PDA に上書き] - PDA 上のメモ情報をデスクトップ上のメモ情報で置き換えます。
[PDA がデスクトップに上書き] - デスクトップ上のメモ情報を PDA 上のメモ情報で置き換えます。
メモ・ディレクトリ内では、メモのカテゴリ別に異なるディレクトリを作成できます (仕事用や個人用など)。デスクトップ上のディレクトリは、同期が行われるとき PDA 上のカテゴリになります。逆に、PDA 上の新しいカテゴリは、同期が行われるときデスクトップ上のメモ・フォルダ内のディレクトリになります。
[アドレス帳コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、アドレス・アプリケーション間でのエントリの同期をどのようにとるかを設定できます。次の図を参照してください。
このウィンドウでは、データ同期の内容を設定できます。デフォルトは [ファイルを同期させる] です。
[システムコンジットを構成] ウィンドウを使用すると、システム情報、グラフィティ・ショートカット、および、まだ他のアプリケーションと関連付けられていない .pdbs と .prcs をすべてバックアップできます。デフォルトは [ PDA がデスクトップに上書き] (PDA を優先) です。次の図を参照してください。
[PDA がデスクトップに上書き] を使用するのは、PDA 上のデータが完全に壊れたか失われた場合だけにしてください。次の図を参照してください。
[メールコンジットを構成] ウィンドウを使用すると、PDA に INBOX の位置を知らせることができます。次の図を参照してください。
このウィンドウでは、INBOX の 位置を IMAP (server.domain) または ローカル (パスとファイル名) で定義できます。
さらに、IMAP を選択した場合、ログイン ID とパスワードを保存することができます。つまり、ログインとパスワードを再入力する手間を省くことができます。ID とパスワードを保存しなかった場合、同期が行われるたびに、次のダイアログ・ボックスが表示されます。次の図を参照してください。
[デスクトップを PDA に上書き] を選択することも可能です。これは、デフォルトではオフです。
[デスクトップを PDA に上書き] を使用するのは、PDA 上の INBOX フォルダがデスクトップと同期しない場合だけにしてください。
メール同期に関する他の設定はすべて PDA 上で行います。同期の実行時、PDA は自動的に次のことを行います。
[Outbox] 内のメールを送信します。
[Deleted] フォルダ内の削除したメールを破棄します。
上記オプションでの選択項目を実行します。
PDA 上のメール同期オプションでは、次のことを PDA で実行できます。
メールボックスを同期させます。たとえば、制限付き (アタッチメントなし、メッセージの切り捨てなしなど) で 2 つの Inbox を同じにするなどです。これは、PDA の [parm] オプションを [All] に設定することと同じです。
[Outbox] 内のメールを送信するだけで、受信しません。これは、PDA の [parm] オプションを [Send Only] に設定することと同じです。
フィルタに従ってメールを同期させます。これは、PDA の [parm] オプションを [Filter] に設定することと同じです。メッセージは指定された長さにまで切り捨てられます。指定できる長さは、250、500、1000、2000、4000、6000、8000 です。フィルタには次の 2 種類があります。
ある基準のメッセージを無視して、それ以外のメッセージをすべて受信します。
ある基準のメッセージを受信して、それ以外のメッセージをすべて無視します。
[iInstaller コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、どのファイル (アプリケーションまたはデータベース) を PDA にインストールするかを決定できます。次の図を参照してください。
このウィンドウでは、PDA にインストールできるすべてのファイルが表示されます。これらはすべて、現在、デフォルトのインストール・ディレクトリにあるファイルです。ファイルをリストに追加するには、[installer コンジットを構成] ウィンドウ (次の図を参照) でプラス (+) 記号をクリックします。リストからファイルを削除するには、ファイルを選択して、マイナス (-) 記号をクリックします。次回の同期操作時、リスト内のすべてのファイルがインストールされます。
コンジットタブで [コンジットをリストに追加] ボタンをクリックすると、[コンジットを追加] ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用すると、コンジットを PDA sync に追加できます。次の図を参照してください。
プルダウン・メニューから次の 3 つのカテゴリのうち 1 つのコンセプトが使用できます。
[個人用コンジット] - Web などの場所から取得したコンジットです。
[デフォルト] - PDA sync アプリケーションのデフォルト・セットです (Calendar、Memo、Address など)。デフォルトを削除した場合、このカテゴリのコンジットを使用しなければなりません。
[拡張] - パッケージで自動的に追加される Sun 以外のコンジットです。
現在フォルダに存在しない新しいコンジットを追加したい場合、[コンジットをインポート] ボタンをクリックすると、[コンジットをインポート] ウィンドウが表示されます。次の図を参照してください。
ファイルを選択して、[インポート] ボタンをクリックすると、選択したフォルダにファイルがコピーされます。以前 [コンジット] タブから削除したコンジットの場合、自動的にリストに追加されます。新しいコンジットの場合、Associate Conduit ウィンドウが表示されます。次の図を参照してください。
このリストには、すでに PalmPilot にインストールされている使用可能なデータベースだけが表示されます。新しいデータベースをインストールしたい場合、最初に、データベースをインストールする必要があります。詳細は、「コンジットの設定」節の「インストーラ」項を参照してください。
リストにあるデータベースを選択して [了解] をクリックします。選択されたそのコマンドがコンジットリストに追加されます。