Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

フォントの変更

次のいずれかの方法で、dtterm のフォントを変更できます。

コマンド行からフォントを指定するには

コマンド行からメニューのフォントを変更するには、次のように入力します。

dtterm -xrm '*fontList: fontset'

fontset には、フォント・セットを指定します。フォント・セットの指定は、完全な XLFD (論理フォント名、X Logical Font Description) 名リスト、簡易 XLFD パターン、または別名によって指定できます。フォント・セット指定は、実行中のロケールによって決定されます。

たとえば、メニュー・フォント以外に、より大きいフォントを使用するには、次のように入力します。

dtterm -xrm '*fontList:-dt-interface user-medium-r-normal-l*-*-*-*:'

メニュー・フォント以外に、より小さいフォントを使用するには、次のように入力します。

dtterm -xrm '*fontList:-dt-interface user-medium-r-normal-s*-*-*-*:'

これらの指定は、どのロケールでも有効です。

リソース・ファイル内でフォントを指定するには

たとえば、リソース・ファイル内で dtterm コマンドのフォントを変更するには、次の手順を実行します。

  1. /usr/dt/app-defaults/language ディレクトリの Dtterm のリソース・ファイルを編集します。

    Dtterm のリソース・ファイルには、クラス名 (Dtterm) とアプリケーション名 (dtterm) のどちらでも使用できます。

    また、LANG 環境変数を設定すると、リソース・ファイルの検索パスに /usr/dt/app-defaults/language ディレクトリが加えられます。language はロケール名です。

    LANG 環境変数の設定後、リソース・ファイルの検索パスは、次の 2 つのフォルダになります。

       /usr/dt/app-defaults/language/Dtterm
    
       /usr/dt/app-defaults/C/Dtterm
  2. 使用するフォント・セットをファイルの最後に挿入します。

    たとえば、モノスペース・フォントを使用するには、次の行をファイルの最後に挿入します。

       dtterm -fn -dt-interface user-medium-r-normal-*-*-*-*
  3. ファイルを保存します。