Solaris 8 マニュアルの概要

第 2 章 Solaris 8 マニュアルセットにおける重要な変更

この章では、Solaris 7 オペレーティング環境のリリース以降に行われたマニュアルセットへの変更について説明します。

『ご使用にあたって』と SUNWjrdm パッケージ

Solaris 8 オンラインリリース情報』は、Solaris 8 SOFTWARE CD にある SUNWjrdm パッケージに含まれなくなりました。従来『オンラインリリース情報』に含まれていた情報は、オンライン版の『Solaris 8 ご使用にあたって (SPARC/Intel 版)』に記載されるようになりました。この『Solaris 8 ご使用にあたって』は、Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD にあります。このマニュアルは、HTML、PDF、および AnswerBook2 形式で提供されています。印刷版の『Solaris 8 ご使用にあたって』は Solaris 8 製品に同梱されています。このマニュアルはインストールの問題だけを説明します。

インストールマニュアル

Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD には、『Solaris 8 インストールガイド (SPARC 版)』と『Solaris 8 インストールガイド (Intel 版)』が含まれています。

リファレンスマニュアルの再編成

man pages section』において、C ライブラリ関数 (システムコールは含まない) を説明するセクションが 6 冊の本になりました (以前は 1 冊だけ)。内容は次のとおりです。


注 -

( ) 内は『SunOSTM リファレンスマニュアル』で日本語化されているマニュアルページ名です。『SunOS リファレンスマニュアル』は『man pages section』の一部を日本語化したマニュアルです (『man pages section』のすべてを含むわけではありません)。


さらに、このような関数を含むライブラリを反映するため、多くのマニュアルページの接尾辞が変更されました。たとえば、libnsl に含まれる関数のマニュアルページの接尾辞はすべて .3nsl に変更されました。

詳細は、Solaris 8 Reference Manual Collection を参照してください。

ネットワークインタフェース

Solaris 8 マニュアルセットでは、『Transport Interfaces Programming Guide』は『Network Interface Guide』に変更されました。このマニュアルは、Solaris 8 から『ネットワークインタフェース』として日本語化されています。

Solaris 移行ガイド (追補)

Solaris 移行ガイド (追補)』は『Solaris 移行ガイド』の追補です。『Solaris 移行ガイド (追補)』は、Solaris 8 リリースにおける SunOS リリース 4 と SunOS リリース 5 の違いを説明します。『Solaris 移行ガイド』は、Solaris 7 リリースにおける SunOS リリース 4 と SunOS リリース 5 の違いを説明します。両方を一緒に使用してください。

詳細は、『Solaris 移行ガイド (追補)』を参照してください。

Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』は新しいマニュアルです。Solaris 7 リリースの『TCP/IP とデータ通信』、『NFSTM の管理』、および『メールシステムの管理』で説明していた情報、さらに Solaris 8 リリースにおける新しいまたは拡張された技術情報が入っています。このマニュアルは、主に作業別の手順について説明します。また、参考文献も別に収録しています。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』を参照してください。

含まれなくなったマニュアル

『プログラミングユーティリティ』

プログラミングユーティリティ』は Solaris 8 リリースには含まれません。このマニュアルに掲載されていた実装情報については、次のマニュアルページを参照してください。

http://www1.fatbrain.com にも参考情報があります。次の内容については、O'Reilly の本なども参照してください。

XGL Collection

XGLTM Collection は Solaris 8 マニュアルセットには含まれません。XGL は Solaris 8 オペレーティング環境ではサポートされません。