Solaris 8 マニュアルの概要

第 4 章 マニュアルの説明

この章では、Solaris 8 のマニュアルコレクションを示し、コレクション内の各マニュアルを簡単に説明します。

印刷マニュアル

次のマニュアルが提供されます。オンラインのマニュアルについては、「Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD 上のマニュアル」を参照してください。


注 -

ソフトウェアがインストール済みのハードウェアを購入した場合は、印刷マニュアルが添付されていないことがあります。また、Solaris ソフトウェアオペレーティング環境のパッケージにその他の製品の印刷マニュアルが含まれることもありますが、ここでは説明を省略します。


表 4-1 Solaris 8 の印刷マニュアル

マニュアル 

説明 

Solaris 8 インストールの手引き

Solaris Web Start を使用して Solaris オペレーティング環境と関連するソフトウェアをインストールする方法を、SPARC と IA の両方のプラットフォームについて説明します。 

Solaris 8 ご使用にあたって (SPARC 版)』または『Solaris 8 ご使用にあたって (Intel 版)

製品とともに提供される印刷版の『Solaris 8 ご使用にあたって』には、リリース時点で判明しているインストールの問題がすべて記載されています。 

実行時の問題については、オンライン版の『Solaris 8 ご使用にあたって (SPARC/Intel 版)』を参照してください。また、最新情報については、docs.sun.com 上の『Solaris 8 ご使用にあたって (SPARC/Intel 版)』を参照してください。

Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD 上のマニュアル

次のマニュアルと AnswerBook2 コレクションは、Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD で提供されます。AnswerBook2 コレクションの内容を表示する方法については、「AnswerBook2 オンライン文書の表示」を参照してください。また、Solaris 8 DOCUMENTATION EUROPEAN CD で提供されるマニュアルについては、『About Solaris 8 Documentation』を参照してください。


注 -

英語版のマニュアルについては、[ ] 内の英語版コレクションで提供されます。


Solaris 8 Documentation CD ご使用にあたって

Solaris 8 Documentation CD ご使用にあたって』は、Documentation CD の内容について説明します。また、AnswerBook2 文書サーバーソフトウェアをインストールする方法やオンラインマニュアルを表示する方法を説明します。

KCMS Collection

このコレクションには、Kodak Color Management System (KCMS) アプリケーションプログラミングインタフェース (API) を使用するソフトウェア開発者に関連するマニュアルが含まれます。表 4-2 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-2 KCMS Collection

KCMS マニュアル 

説明 

KCMS Application Developer's Guide

KCMS フレームワーク API について説明します。KCMS フレームワークを使用すると、正確な再現が可能になり、デジタルカラーイメージをデスクトップコンピュータやその周辺機器に出力したときの見栄えが向上します。この API を使用すると、正しく色を変換および操作するアプリケーションを作成できます。 

KCMS Calibrator Tool Loadable Interface Guide

動的にロード可能なデバイスハンドラモジュールを作成する方法について説明します。このデバイスハンドラは、KCMS Calibrator Tool にカラー補正データを供給し、ICC 形式のファイルを更新します。このマニュアルでは、動的にロード可能なモジュールと KCMS Calibrator Tool との間でやり取りされる相互動作の概要も説明します。 

KCMS CMM Developer's Guide

KCMS カラー管理モジュール (CMM) を作成する方法について説明します。この中で、グラフィックス移植インタフェース (GPI) を C++ で実装した KCMS 基本ライブラリの使い方についても説明します。このインタフェースによって、KCMS ライブラリのデバイスに依存しない層をカラーモジュールとリンクし、アプリケーションからカラーモジュールへのデータフローを実現します。このマニュアルは、カラー管理技術で利用されるカラーモジュールを作成するドライバ開発者を対象とします。 

KCMS CMM Reference Manual

KCMS 基本ライブラリ内の各 C++ クラスについて説明します。このライブラリは、KCMS カラーモジュールを作成するために C++ で実装したグラフィック移植インタフェースです。カラー管理技術で利用されるカラーモジュールを作成するドライバ開発者を対象とします。 

 

KCMS Test Suite User's Guide

CMM のためのテスト用スクリプトおよびテスト機能について説明します。このテスト環境を使って CMM 開発者は、作成した CMM が KCMS フレームワークに準拠しているかどうかを確認できます。また、KCMS フレームワークの開発と利用に関心がある方にも役立ちます。 

OpenBoot Collection - Japanese [OpenBoot Collection]

このコレクションには、OpenBootTM を使ってシステムを構成したり、デバッグしたりするユーザーに関連するマニュアルが含まれます。表 4-3 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-3 OpenBoot Collection - Japanese [OpenBoot Collection]

OpenBoot マニュアル 

説明 

OpenBoot 2.x コマンド・リファレンスマニュアル

OpenBoot 2.x ファームウェアについて説明します。OpenBoot 2.x ファームウェアは、Sun のシステムで使われるブート PROM の一部です。OpenBoot ファームウェアが提供する機能は、システム管理者や開発者だけでなく一般ユーザーも利用することができます。このマニュアルは、OpenBoot ファームウェアを使ってシステムの構成とデバッグを行うすべてのユーザーを対象とします。 

OpenBoot 2.x の手引き

OpenBoot 2.x コマンド・リファレンスマニュアル』の姉妹編です。コマンドリファレンスマニュアルの情報を見やすい表形式で提供します。

OpenBoot 3.x コマンド・リファレンスマニュアル

IEEE 標準 1275-1994 対応のファームウェアを実装する Sun のシステムを使用する方法について説明します。このマニュアルは、OpenBoot を使ってシステムの構成とデバッグを行うシステム設計者、システム管理者、および一般ユーザーを含むすべてのユーザーを対象とします。 

OpenBoot 3.x の手引き

OpenBoot 3.x コマンド・リファレンスマニュアル』の姉妹編です。OpenBoot ファームウェアを含むハードウェアの管理および開発に使用する、OpenBoot 3.x コマンドの概要を説明します。

Writing FCode 3.x Programs

SPARC システムと PCI または SBus インタフェースカードデバイス用に FCode プログラムを作成、デバッグ、およびテストする方法について説明します。PCI または SBus カードの設計要件および Forth プログラミングに慣れている設計者を対象とします。 

Solaris 8 Common Desktop Environment Developer Collection - Japanese [Solaris 8 Common Desktop Environment Developer Collection]

このコレクションには、Solaris CDE を使ってプログラミングを行うソフトウェア開発者に関連するマニュアルが含まれます。表 4-4 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-4 Solaris 8 Common Desktop Environment Developer Collection - Japanese [Solaris 8 Common Desktop Environment Developer Collection]

Solaris CDE マニュアル 

説明 

Solaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行

Sun の Motif 開発者が関心を持っている問題について説明します。既存の OPEN LOOK および Motif のアプリケーションを、OpenWindowsTM や Solaris CDE の各デスクトップ環境で実行したり、Solaris CDE 環境に移植したりする方法を解説します。このマニュアルは、OPEN LOOK または Motif のプログラミング知識があることを前提にしています。

Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

Solaris CDE 環境について説明します。プログラマには、既存のアプリケーションを Solaris CDE へ統合したり、Solaris CDE 機能を活用する新しいアプリケーションを開発したりする場合に参照できます。このマニュアルの中には、Motif、X Window System、UNIX、または C 言語の知識があることを前提に書かれているセクションもあります。Open Group によって発行される『共通デスクトップ環境 プログラマ概要』や『Motif Programmer's Reference Set』を参照マニュアルとして記述しています。

共通デスクトップ環境 Dtksh ユーザーズ・ガイド

デスクトップ上の Korn シェルを使って Motif アプリケーションを作成する方法について説明します。このマニュアルでは、基本的な dtksh の技術をはじめ、いくつかのサンプルスクリプトを紹介します。これらのサンプルは、単純なものから複雑なものまで徐々に難度が高くなるように並べられているので、段階的に dtksh に対する理解を深めていくことができます。また、dtksh がサポートするコマンドと構文の一覧も収められています。

共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

ルーチンとして提供される ToolTalkTM コンポーネント、コマンド、およびエラーメッセージについて説明します。これらを利用して、アプリケーションを Media Exchange and Desktop Service メッセージセットの規約に適合させることができます。このマニュアルは、ToolTalk サービスを使って、Solaris CDE 上で他のアプリケーションとやり取りするプログラムを作成または管理するソフトウェア開発者を対象とします。

共通デスクトップ環境 アプリケーション・ビルダ・ユーザーズ・ガイド

アプリケーション・ビルダとその使用方法を紹介します。アプリケーション・ビルダは、アプリケーションを開発する対話型ツールです。このツールを使うと、アプリケーション用のグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) の構築や Solaris CDE のデスクトップサービスの取り込みが簡単に行えます。取り込み可能な Solaris CDE デスクトップサービスには、ヘルプシステム、ToolTalk メッセージング、ドラッグ&ドロップ、セッションマネージャなどが含まれます。 

共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

アプリケーションを設計する上でのスタイルガイドライン、Solaris CDE のアプリケーションレベルでの認定に必要な項目のリストを提供します。適切なアプリケーションとアプリケーショに付随する適切な動作を開発する上で、アプリケーション設計者に役立つ情報を提供します。デフォルトとして、英語ロケールの環境下にあるアプリケーションの言語環境を左から右に設計していくことを想定したチェックリストを記述しています。これらのスタイル要件は、Motif Version 2.1 の要件と Solaris CDE に特有な追加要件項目から構成されます。Solaris 8 は Open Group の CDE 2.1 標準の日付を早めていますが、追加のスタイル条件については Open Group によって発行されるスタイルガイドのセットを参照してください。 

共通デスクトップ環境 プログラマ概要

Solaris CDE 開発環境に関する高度な内容の情報と開発者向けマニュアルセットについて説明します。また、CDE デスクトップ全体のアーキテクチャの概要も入っています。 

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)

アプリケーションを国際化するための情報を提供します。アプリケーションを国際化することによって、ローカリゼーションが実現し、統一したユーザーインタフェースでさまざまな言語や文化的慣例をサポートできるようになります。このマニュアルでは、国際的なディストリビューションを前提としたアプリケーションの記述方法、デスクトップのさまざまな内容にかかわる多国語化作業の要点、さらに詳細な情報を手に入れるための手引きなど、アプリケーション開発者に役立つ指針やヒントを提供します。 

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

Solaris CDE のアプリケーションソフトウェアについてのオンラインヘルプを開発する方法について説明します。ヘルプ項目の作成方法、およびヘルプ作成者とアプリケーション開発者が共同でオンラインヘルプを Motif アプリケーションに統合する方法についても記述しています。ヘルプ作成者には、異なるテキストスタイル、グラフィック、およびハイパーリンクを備えるオンラインヘルプを作成または確認する手順の手引きになります。また、アプリケーション開発者向けに、アプリケーションからヘルプ項目を呼び出せるヘルプシステム・アプリケーションプログラミングインタフェースについて解説します。この中で、ヘルプダイアログウィジェット、ヘルプ要求への応答、およびハイパーリンクデータのナビゲーションについて説明します。 

Common Desktop Environment: Product Glossary

Solaris CDE で使用される用語を網羅して、Solaris CDE を利用するすべてのユーザーが情報ソースおよびリファレンスベースとして参照できる用語集です。用語集の定義には、対象とする読者や用語の起源に関する情報が含まれることがあります。また、必要に応じて、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で使われる用語に対応する Solaris CDE コンポーネント名も紹介します。「Do not use」とマークされた用語には、他の適切な語を示します。 

Solaris 8 Installation Collection - Japanese

このコレクションには、デスクトップまたはネットワーク上のインストールに関連するマニュアルが含まれます。表 4-5 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-5 Solaris 8 Installation Collection - Japanese

インストールマニュアル 

説明 

Solaris 8 インストールガイド (SPARC 版)』または『Solaris 8 インストールガイド (Intel 版)

Solaris Web Start を使用して、Solaris オペレーティング環境および関連するソフトウェアをインストールする方法について説明します。 

Solaris 8 オペレーティング環境の概要

Solaris 8 オペレーティング環境における新しい機能の概要について説明します。 

Solaris 8 デバイスの構成 (Intel 版)

Intel 版 Solaris で動作する IA デバイスを構成する方法について概説し、その際に使用する各デバイスの参照ページを示します。 

Solaris 8 のインストール (上級編)

ネットワークに接続されたシステムおよびネットワークに接続されていないシステムの両方の場合について、Solaris のインストール方法を説明します。このマニュアルでは、主に企業のネットワーク環境において、Solaris 対話式インストールと Solaris JumpStartTM テクノロジを使用して、多数の Solaris を設定、自動化、カスタマイズ、および自動的にインストールする方法について説明します。

Solaris 8 ハードウェア互換リスト (Intel 版)

Intel 版 Solaris における IA ハードウェア要件と、サポートされるシステムプラットフォームとデバイスについて説明します。簡単に検索できるように、このマニュアルの内容はハードウェアメーカーとモデルごとに表になっています。また、Intel 版 Solaris の製品リリース間に開発されたドライバとそのマニュアルを入手する方法についても説明します。 

Solaris 8 Reference Manual Collection - Japanese [Solaris 8 Reference Manual Collection]

このコレクションには、『JFP リファレンスマニュアル』、『SunOS リファレンスマニュアル』、および『man pages section』のマニュアルページが含まれています。これらのマニュアルは SGML 形式で書かれています。表 4-6 でマニュアルの内容を簡単に説明します。


注 -

SunOS リファレンスマニュアル』は『man pages section』の一部を日本語化したマニュアルです (『man pages section』のすべてを含むわけではありません)。


表 4-6 Solaris 8 Reference Manual Collection - Japanese [Solaris 8 Reference Manual Collection]

セクション 

説明 

JFP リファレンスマニュアル (1) : ユーザーコマンド

日本語処理機能 JFP (Japanese Feature Packge) 関連のマニュアルページです。 

オペレーティングシステムで利用できるコマンドやユーティリティを説明します。SunOS/BSD 互換パッケージだけに関連するコマンド、他のシステムと通信するコマンド、形式とメニュー言語のインタプリタ (FMLI) に関連するコマンド、および SunOS 特有のコマンドなどが含まれます。 

各コマンドで使用できるオプション、引数、およびオペランドをコマンド構文の標準規則に従って説明します。また、利用可能な属性、診断情報についても記述し、関連情報を含む他のマニュアルページや参照媒体へのクロスリファレンスも含まれています。 

UNIX を使用するユーザーをはじめ、UNIX に関心を持つすべてのユーザーを対象とします。 

JFP リファレンスマニュアル (1M) : 保守コマンド

Solaris のシステム管理ユーティリティと保守ユーティリティを説明します。システム管理者およびネットワーク管理者を対象とします。 

JFP リファレンスマニュアル (3) : C ライブラリ関数

さまざまな C ライブラリの関数について説明します。カーネルサービスを要求する関数については、『man pages section 2: System Calls』で説明します。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

JFP リファレンスマニュアル (4) : ファイル形式

適用可能な C 構造体宣言に含まれるさまざまなファイル形式を説明します。C 構造体宣言に含まれるヘッダーは、通常 /usr/include または /usr/include/sys にあります。

ライブラリ構造体を説明するマニュアルページでは、共有インタフェースと専有インタフェースの両方を一覧しています。共有インタフェースでは、アプリケーション開発において安定した確認済みのシンボルセットについて記述します。また、専有インタフェースには、内部使用として限定する常に変更可能なシンボルセットについて記述しています。 

JFP リファレンスマニュアル (5) : ヘッダー、環境、マクロ

ヘッダー、環境、マクロパッケージ、文字セット、および標準化を含むあらゆる項目を説明します。これらの説明は、他のセクションで記述している Solaris の構成についての詳細を提供します。 

JFP リファレンスマニュアル (7) : デバイスとネットワークインタフェース

システム上で利用できるさまざまなデバイスやネットワークインタフェースについて説明します。文字型デバイスやブロック型デバイス、STREAMS モジュール、ネットワークプロトコル、ファイルシステム、およびドライバーサブシステムやクラスの ioctl() 要求についての記述を含んでいます。

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。 

『SunOS リファレンスマニュアル (1) : ユーザーコマンド』 

man pages section 1: User Commands』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 1: User Commands』のすべてを含むわけではありません。

オペレーティングシステムで利用できるコマンドやユーティリティを説明します。SunOS/BSD 互換パッケージだけに関連するコマンド、他のシステムと通信するコマンド、形式とメニュー言語のインタプリタ (FMLI) に関連するコマンド、および SunOS 特有のコマンドなどが含まれます。 

各コマンドで使用できるオプション、引数、およびオペランドをコマンド構文の標準規則に従って説明します。また、利用可能な属性、診断情報についても記述し、関連情報を含む他のマニュアルページや参照媒体へのクロスリファレンスも含まれています。 

UNIX を使用するユーザーをはじめ、UNIX に関心を持つすべてのユーザーを対象とします。 

『SunOS リファレンスマニュアル (1M) : 保守コマンド』 

man pages section 1M: System Administration Commands』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 1M: System Administration Commands』のすべてを含むわけではありません。

Solaris のシステム管理ユーティリティと保守ユーティリティを説明します。システム管理者およびネットワーク管理者を対象とします。 

『SunOS リファレンスマニュアル (2) : システムコール』 

man pages section 2: System Calls』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 2: System Calls』のすべてを含むわけではありません。

システムコールを説明します。システムコールは、カーネルサービスを要求する C ライブラリ関数です。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル (3) : ライブラリインタフェースおよびヘッダー

man pages section 3: Library Interfaces and Headers』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Library Interfaces and Headers』のすべてを含むわけではありません。

共有オブジェクトとして実装されたインタフェースライブラリと、これらのライブラリを構成する関数で使用されるヘッダーについて説明します。ヘッダーには、関数のプロトタイプ、記号定数の定義、共通の構造体、プリプロセッサマクロ、および定義済み型が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル (3) : 基本ライブラリ関数

man pages section 3: Basic Library Functions』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Basic Library Functions』のすべてを含むわけではありません。

標準 C ライブラリ (libc)、動的リンクライブラリ (libdl)、SunOS/BSD 互換ライブラリ (libucb) と、さまざまなメモリー割り当てライブラリ内の基本的なライブラリ関数について説明します。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

SunOS リファレンスマニュアル (3) : 拡張ライブラリ関数

man pages section 3: Extended Library Functions』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Extended Library Functions』のすべてを含むわけではありません。

さまざまな専門ライブラリについて説明します。これらのライブラリには、デバイス ID ライブラリ (libdevid)、デバイス情報ライブラリ (libdevinfo)、ELF (Executable and Linking Format) ライブラリ (libelf)、カーネル統計ライブラリ (libkstat)、カーネル VM ライブラリ (libkvm)、および数学ライブラリ (libm) が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

SunOS リファレンスマニュアル (3) : Curses ライブラリ関数

man pages section 3: Curses Library Functions』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Curses Library Functions』のすべてを含むわけではありません。

グラフィックスや文字の画面更新機能を提供するライブラリ内の関数について説明します。これらのライブラリには、curses ライブラリ (libcurses)、forms ライブラリ (libform)、menus ライブラリ (libmenu)、panels ライブラリ (libpanel)、およびグラフィックスインタフェースライブラリ (libplot) が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

SunOS リファレンスマニュアル (4) : ファイル形式

man pages section 4: File Formats』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 4: File Formats』のすべてを含むわけではありません。

適用可能な C 構造体宣言に含まれるさまざまなファイル形式を説明します。C 構造体宣言に含まれるヘッダーは、通常 /usr/include または /usr/include/sys にあります。

ライブラリ構造体を説明するマニュアルページでは、共有インタフェースと専有インタフェースの両方を一覧しています。共有インタフェースでは、アプリケーション開発において安定した確認済みのシンボルセットについて記述します。また、専有インタフェースには、内部使用として限定する常に変更可能なシンボルセットについて記述しています。 

ソフトウェアのエンジニアを対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル (5) : 標準、環境、マクロ

man pages section 5: Standards, Environments, and Macros』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 5: Standards, Environments, and Macros』のすべてを含むわけではありません。

ヘッダー、環境、マクロパッケージ、文字セット、および標準化を含むあらゆる項目を説明します。これらの説明は、他のセクションで記述している Solaris の構成についての詳細を提供します。 

SunOS リファレンスマニュアル (7) : デバイスとネットワークインタフェース

man pages section 7: Device and Network Interfaces』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 7: Device and Network Interfaces』のすべてを含むわけではありません。

システム上で利用できるさまざまなデバイスやネットワークインタフェースについて説明します。文字型デバイスやブロック型デバイス、STREAMS モジュール、ネットワークプロトコル、ファイルシステム、およびドライバサブシステムやクラスの ioctl() 要求についての記述を含んでいます。

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。 

man pages section 1: User Commands

オペレーティングシステムで利用できるコマンドやユーティリティを説明します。SunOS/BSD 互換パッケージだけに関連するコマンド、他のシステムと通信するコマンド、形式とメニュー言語のインタプリタ (FMLI) に関連するコマンド、および SunOS 特有のコマンドなどが含まれます。 

各コマンドで使用できるオプション、引数、およびオペランドをコマンド構文の標準規則に従って説明します。また、利用可能な属性、診断情報についても記述し、関連情報を含む他のマニュアルページや参照媒体へのクロスリファレンスも含まれています。 

UNIX を使用するユーザーをはじめ、UNIX に関心を持つすべてのユーザーを対象とします。 

man pages section 1M: System Administration Commands

Solaris のシステム管理ユーティリティと保守ユーティリティを説明します。システム管理者およびネットワーク管理者を対象とします。 

man pages section 2: System Calls

システムコールを説明します。システムコールは、カーネルサービスを要求する C ライブラリ関数です。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。 

man pages section 3: Library Interfaces and Headers

共有オブジェクトとして実装されたインタフェースライブラリと、これらのライブラリを構成する関数で使用されるヘッダーについて説明します。ヘッダーには、関数のプロトタイプ、記号定数の定義、共通の構造体、プリプロセッサマクロ、および定義済み型が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。 

man pages section 3: Basic Library Functions

標準 C ライブラリ (libc)、動的リンクライブラリ (libdl)、SunOS/BSD 互換ライブラリ (libucb) と、さまざまなメモリー割り当てライブラリ内の基本的なライブラリ関数について説明します。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

man pages section 3: Networking Library Functions

さまざまなネットワークライブラリ内の関数について説明します。これらのライブラリには、Kerberos ライブラリ (libkrb)、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) ライブラリ (libldap)、ネットワークサービスライブラリ (libnsl)、遠隔非同期呼び出しライブラリ (librac)、リゾルバライブラリ (libresolv)、遠隔手続き呼び出しライブラリ (librpcsvclibrpcsoc)、ソケットライブラリ (libsocket)、XFN (X/Open Federated Naming) ライブラリ (libxfn)、および X/Open ネットワークサービスライブラリ (libxnet) が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

man pages section 3: Threads and Realtime Library Functions

スレッドライブラリ (libthreadlibthread)、リアルタイムライブラリ (librt)、および関連するライブラリ内の関数について説明します。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

man pages section 3: Extended Library Functions

さまざまな専門ライブラリについて説明します。これらのライブラリには、デバイス ID ライブラリ (libdevid)、デバイス情報ライブラリ (libdevinfo)、ELF (Executable and Linking Format) ライブラリ (libelf)、カーネル統計ライブラリ (libkstat)、カーネル VM ライブラリ (libkvm)、および数学ライブラリ (libm) が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

man pages section 3: Curses Library Functions

グラフィックスや文字の画面更新機能を提供するライブラリ内の関数について説明します。これらのライブラリには、curses ライブラリ (libcurses)、forms ライブラリ (libform)、menus ライブラリ (libmenu)、panels ライブラリ (libpanel)、およびグラフィックスインタフェースライブラリ (libplot) が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

man pages section 4: File Formats

適用可能な C 構造体宣言に含まれるさまざまなファイル形式を説明します。C 構造体宣言に含まれるヘッダーは、通常 /usr/include または /usr/include/sys にあります。

ライブラリ構造体を説明するマニュアルページでは、共有インタフェースと専有インタフェースの両方を一覧しています。共有インタフェースでは、アプリケーション開発において安定した確認済みのシンボルセットについて記述します。また、専有インタフェースには、内部使用として限定する常に変更可能なシンボルセットについて記述しています。 

ソフトウェアのエンジニアを対象とします。 

man pages section 5: Standards, Environments, and Macros

さまざまな問題について説明します。これらの問題には、ヘッダー、環境、マクロパッケージ、文字セット、および標準が含まれます。このセクションは、この節の他の場所で説明されている Solaris 構築について、さらに詳細な情報を提供します。 

man pages section 6: Demos

Solaris が提供するオーディオやビデオゲーム、およびデモについて説明します。 

man pages section 7: Device and Network Interfaces

システム上で利用できるさまざまなデバイスやネットワークインタフェースについて説明します。文字型デバイスやブロック型デバイス、STREAMS モジュール、ネットワークプロトコル、ファイルシステム、およびドライバサブシステムやクラスの ioctl() 要求についての記述を含んでいます。

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。 

man pages section 9: DDI and DKI Overview

デバイスドライバを記述するために必要な参照情報を説明します。デバイスドライバは、周辺機器へ送信するデータや受信するデータの制御を行い、カーネルから独立して開発されます。 

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。システム内部と同じく、C 言語に慣れているユーザーを対象とします。 

man pages section 9E: DDI and DKI Driver Entry Points

カーネルドライバからデバイスドライバへの呼び出しやリターン構文を提供する場合に、開発者が使用するエントリポイントルーチンを説明します。 

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。システム内部と同じく、C 言語に慣れているユーザーを対象とします。 

man pages section 9F: DDI and DKI Kernel Functions

デバイスドライバからカーネルドライバへの呼び出しやリターン構文を提供する場合に、開発者が使用する関数を説明します。 

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。システム内部と同じく、C 言語に慣れているユーザーを対象とします。 

man pages section 9S: DDI and DKI Data Structures

カーネルドライバとデバイスドライバとの間で情報を共有するためにドライバが使用するデータ構造体を説明します。 

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。システム内部と同じく、C 言語に慣れているユーザーを対象とします。 

Solaris 8 Release Documents Collection - Japanese

このコレクションには、すべてのユーザーに関連するマニュアルが含まれています。表 4-7 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-7 Solaris 8 Release Documents Collection - Japanese

リリースマニュアル 

説明 

Solaris 8 ご使用にあたって (SPARC 版)』または『Solaris 8 ご使用にあたって (Intel 版)

インストールと実行時の問題、CERT アドバイザリ、最新の機能、廃止されるソフトウェアサポート、マニュアルの問題、ドライバの更新情報、および統合されたパッチのリストについて説明します。オンライン版は Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD にあります。docs.sun.com 上の『ご使用にあたって』は、最新情報について説明します。また、インストール情報をまとめた印刷版の『Solaris 8 ご使用にあたって (SPARC 版)』または『Solaris 8 ご使用にあたって (Intel 版)』も製品に同梱されています。

Solaris 8 Software Developer Collection - Japanese [Solaris 8 Software Developer Collection]

このコレクションには、Solaris 環境で作業するソフトウェア開発者に関連するマニュアルが含まれています。表 4-8 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-8 Solaris 8 Software Developer Collection - Japanese [Solaris 8 Software Developer Collection]

SDK マニュアル 

説明 

Application Packaging Developer's Guide

アプリケーションパッケージの設計、構築、および検証を行う手順と、これらの作業に関連する情報を提供します。また、パッケージを作成する際に役立つ高度なテクニックを実例付きで紹介します。 

Federated Naming Service Programming Guide

複数の自律的な命名 (ネーミング) システムを自由に組み合わせて単一のネーミングサービスへと再構成し、統一されたわかりやすいネーミングインタフェースによってネーミングサービスを利用できるようにする方法を説明します。 

IA-32 Assembly Language Reference Manual

Intel 32 ビットプロセッサアーキテクチャ (IA-32) 用のコードを生成し、アセンブリ言語形式のソースファイルをリンク形式のオブジェクトファイルに変換するアセンブラについて説明します。このマニュアルの内容は Solaris 7 ソフトウェアに基づいています。 

Java 2 SDK 開発ガイド (Solaris 編)

Solaris 8 オペレーティング環境で JavaTM を使用するための情報について、Java 開発者向けに説明します。このマニュアルでは、Solaris における Java の新しい構成要素についての概要と開発者が受ける恩恵を説明します。また、互換性とスタイルの問題も説明します。

JDK 1.1 開発ガイド (Solaris 編)

開発者向けに Solaris 2.6、Solaris 7、および Solaris 8 オペレーティング環境の Java を使用する際の情報を説明します。開発者に役立つ Solaris 上の重要な Java コンポーネントの概要と機能説明、およびユーザーのアプリケーションで最適な性能を得るための Solaris 上での Java の使用方法を記述しています。さらに、互換性の問題やスタイルの問題についても説明します。 

JFP 開発ガイド

Solaris 上で日本語の処理を行うアプリケーションを開発する方のために、日本語処理で使用できる国際化・日本語化プログラミングインタフェースを扱う方法について説明します。 

ONC+ 開発ガイド

遠隔手続き呼び出し (RPC) と NIS+ (Network Information Service Plus) のためのプログラミングインタフェースについて説明します。RPC および NIS+ は、Sun が開発した ONC+TM 分散サービスの一部です。

このマニュアルを参考にして、既存のスタンドアロンコンピュータ用アプリケーションをネットワーク対応の分散型アプリケーションに変換したり、分散型アプリケーションの開発や実装を行なったりすることができます。 

Solaris 64 ビット 開発ガイド

主にアプリケーション開発者向けに書かれています。このマニュアルでは、32 ビットまたは 64 ビットのどちらの Solaris アプリケーションプログラミング環境を使用すべきかについて説明します。このマニュアルでは、32 ビットと 64 ビットのアプリケーション環境間の類似点と相違点について説明し、2 つの環境間で移植可能なコードを作成する方法について説明します。また、64 ビットアプリケーションの開発用にオペレーティングシステムが提供しているいくつかのツールについても説明します。 

Solaris X Window System 開発ガイド

Solaris X サーバーとのインタフェースに関心があるソフトウェア開発者のために詳細な情報を提供します。このマニュアルから、Solaris X サーバーの機能、DPS 画像システム、サポートされるディスプレイデバイス、認証スキーマとサーバー接続用プロトコル、X コンソーシアムのサンプルサーバーとの相違点や強化点などについて詳細な情報を得ることができます。 

Solaris モジューラデバッガ

Solaris オペレーティング環境における新しい汎用デバッグツールである Solaris モジューラデバッガ (MDB) について説明します。MDB の第 1 の特徴はその拡張性です。このマニュアルでは、MDB を使用して、複雑なソフトウェアシステムをデバッグする方法について説明します。特に、Solaris カーネルおよび関連するデバイスドライバやモジュールのデバッグに利用できる機能について説明します。また、このマニュアルには、MDB 言語構文、デバッガの機能、および MDB モジュールプログラミング API について説明します。 

Source Compatibility Guide

SunOS/BSD ソース互換パッケージのインストール、使用法、コンポーネントについて説明します。別売の SunOS/BSD ソース互換パッケージは、SunOS 5.0 オペレーティングシステム (および、その互換バージョン) では提供されない、数多くの SunOS 4.0 オペレーティングシステム (および、その互換バージョン) と BSD インタフェースを提供します。さらに、SunOS 4.0 オペレーティングシステム (および、その互換バージョン) と SunOS 5.0 オペレーティング (および、その互換バージョン) で機能が異なるインタフェースも提供します。 

SPARC Assembly Language Reference Manual

アセンブリ言語で書かれたソースファイルをリンク形式のオブジェクトファイルに変換し、SPARC アーキテクチャで実行するためのアセンブラについて説明します。このマニュアルの内容は、Solaris 7 ソフトウェアに基づいています。 

STREAMS Programming Guide

Solaris 環境の UNIX システム通信サービスで使われる STREAMS 機能全般について紹介します。STREAMS の機構、モジュール、ドライバ、パイプ、ポーリング、シグナリング (信号)、および多重化について説明し、サンプルコードも含んでいます。 

ToolTalk ユーザーズガイド

ToolTalk サービスについて説明します。また、ToolTalk メッセージを送受信するためのアプリケーションの修正方法についても説明します。このマニュアルは、ToolTalk サービスを使って、他のアプリケーションとやり取りするプログラムを作成または管理するソフトウェア開発者を対象としています。また、ワークステーションを設定するシステム管理者にも役立つ情報が書かれています。このマニュアルは、Solaris オペレーティング環境コマンド、システム管理者用コマンド、およびシステム用語に慣れていることを前提としています。 

WebNFS Developer's Guide

Solaris 7 で初めて同梱されたマニュアルで、次の内容について説明します。

  • 100% 純粋な Java 互換を提供する Java アプリケーションに対して、リモートファイルシステムアクセスを最初に実装する、拡張ファイルシステム (XFile) API 用の NFS クラス

  • 複数のファイルシステム形式の共通インタフェースを提供し、ファイルシステム実装の動的ロードを可能にする、拡張ファイルシステム XFile の API クラス。API はファイルやファイルシステム固有の情報を利用する手段も提供する

  • Java の WebNFSTM クライアント SDK。ローカルおよびリモートのファイルアクセスに対して、同じユーザーインタフェースを使用するファイルを利用できる Java クラスのライブラリを含む

  • XFile API に基づいてファイルを選択するための GUI を提供する XFileChooser JavaBeansTM 構成要素

Writing Device Drivers

Solaris オペレーティング環境における文字型デバイス、ブロック型デバイス、および SCSI HBA デバイス用のデバイスドライバを開発する方法について説明します。このマニュアルでは、Solaris DDI/DKI に準拠するすべてのアーキテクチャ用にマルチスレッド化された再入可能なデバイスドライバを開発する方法について説明します。また、プラットフォームに固有な問題 (エンディアンやデータの順番など) を気にせずにドライバを作成できる、共通ドライバプログラミングアプローチについて説明します。さらに、Solaris ドライバの 64 ビット環境への移植、クラスタ認識ドライバ、および強化ドライバについても説明します。 

国際化対応言語環境の利用ガイド

Solaris 8 オペレーティング環境における新しい国際化機能について説明します。このマニュアルには、Solaris 8 ソフトウェアを使用して、さまざまな言語や文化慣習をサポートするソフトウェア製品を構築するための重要な情報が入っています。このマニュアルには、Solaris 8 ソフトウェアを使用して、国際市場向けのアプリケーションを作成するための開発者向けのガイドラインやヒントが入っています。また、より詳細なマニュアルへの参照ポインタも入っています。 

システムインタフェース

アプリケーションプログラミングインタフェース (API) の主要な要素について解説しているマニュアルの中では、このマニュアルが最も一般的な内容を説明します。API の概念から始まり、プロセス制御、スケジューリング制御、ファイルの入出力、System V のプロセス間通信、メモリー管理、および実行時インタフェースについて説明します。 

関連マニュアルには、『STREAMS Programming Guide』、『マルチスレッドのプログラミング』、『ネットワークインタフェース』などがあります。

ネットワークインタフェース

アプリケーション開発者がネットワークアプリケーションを構築するために必要な基本的なインタフェースについて説明します。これらのアプリケーションには、インターネットドメインソケット、XTI と TLI、転送選択、および名前とアドレス間のマッピングが含まれます。また、他の基本的なネットワーク技術についても説明します。より高いレベルのネットワークインタフェースについては、『ONC+ 開発ガイド』を参照してください。

マルチスレッドのプログラミング

POSIX および Solaris の各スレッド用 API、同期オブジェクトによるプログラミング、マルチスレッドプログラムのコンパイル、およびマルチスレッドプログラム用分析ツールの選び方について説明します。 

このマニュアルは、マルチスレッド化によってプロセスを複数の独立した実行スレッドに分割し、アプリケーションの性能と構造の改善を期待する開発者を対象とします。 

リンカーとライブラリ

Solaris リンカーと実行時リンカーの操作方法や作業対象となるオブジェクトの操作について説明します。主に、リンカー ld(1)、実行時リンカー ld.so.1(1)、共用オブジェクト (共用ライブラリとも呼ばれる)、および ELF オブジェクトファイル形式について説明します。

Solaris 8 System Administrator Collection - Japanese

このコレクションは、システム管理のすべての内容と SunOS コマンドについて解説しているオンラインマニュアルです。表 4-9 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-9 Solaris 8 System Administrator Collection - Japanese

システム管理マニュアル 

説明 

NIS+ への移行

NIS ネームサービスを運用しているサイトが、NIS+ に移行する方法について説明します。移行プロセスの概要、NIS+ 名前空間の設計、セキュリティ対策の導入、NIS 互換モードでの NIS+ の実行などに関する情報を提供します。また、NIS から NIS+ に移行するための前提条件についても説明します。 

Solaris 8 マニュアルの概要

Solaris 8 ソフトウェアのインストールや運用に必要なマニュアルを紹介します。また、これらのマニュアルを作業別に表にして簡単に説明します。 

Solstice Enterprise Agents 1.0 ユーザーズガイド

Solstice Enterprise AgentsTM について説明します。Solstice Enterprise Agents とは、Simple Network Management Protocol (SNMP) を使用して、1 つのデバイス内の異なる構成要素やアプリケーションを個別に管理するための拡張可能なエージェント技術です。このマニュアルでは、Solstice Enterprise Agents の構成要素をインストールおよび構成する方法、マスターエージェントとサブエージェントを呼び出す方法、および Desktop Management Interface (DMI) を使用する方法について説明します。

Solaris Java Plug-in ユーザーズガイド

Solaris オペレーティング環境における Java Plug-in 1.2 について説明します。Java Plug-in 1.2 は Netscape NavigatorTM のアドオン製品で、Navigator に付属しているデフォルトの Java Virtual Machine (JVM) ではなく、Java Runtime Environment (JRE) 1.2 を使用して、Java アプレットや JavaBeans 構成要素を Web ページ上で実行するためのものです。

Solaris WBEM Services の管理

Common Information Model (CIM) の概念と、Solaris オペレーティング環境において Web-Based Enterprise Management (WBEM) サービスを管理する方法について説明します。 

Solaris 移行ガイド

SunOS リリース 4 と SunOS リリース 5.7 オペレーティングシステム間の違いについて、SunOS リリース 4 オペレーティングシステムにすでに慣れているユーザー向けに説明します。また、移行時に、エンドユーザー、開発者、およびシステム管理者に役立つ Solaris 7 オペレーティング環境の別の側面についても説明します。 

Solaris 移行ガイド (追補)

SunOS リリース 4 から SunOS リリース 5 に移行するときに、『Solaris 移行ガイド』と一緒に使用することによって、エンドユーザー、開発者、およびシステム管理者に役立ちます。Solaris 1 と Solaris 7 オペレーティング環境間の違いについては、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。このマニュアルでは、Solaris 8 ソフトウェアに付属している SunOS リリース 5.8 に固有な変更について説明します。

Solaris スマートカードの管理

デスクトップや他のアプリケーションにログインしようとするユーザーを認証できるように Solaris スマートカードとカードリーダーを設定する方法について、セキュリティ管理者向けに説明します。また、スマートカードを使用する方法についても所有者向けに説明します。 

Solaris ネーミングの管理

既存の NIS+、NIS、FNS、および DNS の名前空間をカスタマイズまたは管理する方法について説明します。これら 4 種類のネームサービスの概要を紹介し、動作に関する概念的な情報を提供するほか、一般的な名前空間の管理作業の手順を説明します。また、名前空間でよく見られるエラーメッセージと問題の解決に役立つ付録も掲載します。 

Solaris ネーミングの設定と構成

Solaris 環境で、NIS+、NIS、FNS、および DNS の名前空間を設定または構成する方法について説明します。これら 4 種類のネームサービスごとに、ネットワークへの導入計画の立て方と、設定と構成の手順を説明します。また、ネームサービススイッチファイル (nsswitch.conf) について紹介し、このファイルを使って 1 つの環境で複数のネームサービスを運用する方法について説明します。

Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

Solaris 8 リリースが動作している 1 つまたは複数のシステムを管理する責任のあるユーザーを対象とします。このマニュアルでは Solaris システム管理について幅広く説明します。たとえば、ユーザーアカウントとグループの管理、サーバーとクライアントのサポート、システムの停止と起動、取り外し可能媒体の管理、ソフトウェア (パッケージとパッチ) の管理、ディスクとデバイスの管理、ファイルシステムの管理、データのバックアップと復元などが含まれます。 

必要に応じて、SPARC と IA の両方のシステムについて説明します。 

Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

Solaris 8 リリースが動作している 1 つまたは複数のシステムを管理する責任のあるユーザーを対象とします。このマニュアルでは Solaris システム管理について幅広く説明します。たとえば、印刷サービスの管理、rloginftprcp による遠隔システムでの作業、端末とモデムの管理、システムセキュリティの管理、システム資源 (ディスク割り当て、アカウント、crontab) の管理、システム性能の管理、Solaris ソフトウェアで発生する問題の解決などが含まれます。

必要に応じて、SPARC と IA の両方のシステムについて説明します。 

Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

Solaris 8 リリースが動作している 1 つまたは複数のシステムを管理する責任のあるユーザーを対象とします。このマニュアルでは Solaris システム管理について幅広く説明します。たとえば、TCP/IP ネットワーク、モデム、遠隔ファイルシステム、メール、DHCP の管理などが含まれます。 

必要に応じて、SPARC と IA の両方のシステムについて説明します。 

SunSHIELD 基本セキュリティモジュール

SunSHIELDTM 基本セキュリティモジュール (BSM: Basic Security Module) の設定と管理に携わるシステム管理者を対象とします。BSM は、Trusted Computer System Evaluation Criteria (TCSEC) の C2 レベルによって定義されているセキュリティ機能を提供します。このマニュアルでは、インストール手順、BSM による監査の管理、監査トレールの分析プロセス、およびデバイスの割り当て方法について説明します。さらに、監査記録に関する詳細な説明も提供します。

サービスロケーションプロトコルの管理

Solaris 8 ソフトウェアに実装されているサービスロケーションプロトコル (SLP) V2 フレームワークの概念について説明します。また、SLP エージェントを計画および管理するときの問題点のチェックリストも提供します。また、論理的または地理的にネットワークを拡張する手順、SLP 固有のセキュリティ機能を有効にする手順、およびネットワーク上のエージェントの性能を最適化するために他の SLP エージェント属性構成を設定する手順も説明します。 

主要メッセージの手引き

250 以上ある Solaris のエラーメッセージについて、原因、解決法、関連情報、および参考情報を提供します。 

バイナリ互換性ガイド

SunOS 4.0 オペレーティングシステム (および、その互換バージョン) アプリケーションが Solaris 8 リリースでも簡単に実行できるかどうかを確認したいアプリケーション作成者を対象とします。このマニュアルでは、バイナリ互換パッケージついて、対象になるものと対象にならないもの、およびインストールと運営の方法を説明します。また、アプリケーションを開発するとき、あるいは以前のバージョンの Solaris で開発された既存のアプリケーションをこのリリースの Solaris で実行することの難易度を評価するときに、考慮すべき問題についても説明します。最も重要なことは、このマニュアルはどの領域でバイナリ互換性がないかについて説明していることです。Solaris 2.0 オペレーティング環境 (および、その互換バージョン) のバイナリ互換パッケージは SunOS のバージョンをエミュレートします。このため、これらのバージョンの SunOS でコンパイルおよびリンクされた実行形式ファイルは Solaris 8 オペレーティング環境で実行できます。 

フォントの管理

OpenWindows 環境でのフォント管理について詳細に説明します。 

Solaris 8 User Collection - Japanese

このコレクションには、ワークステーションを操作するユーザーに必要なマニュアルが含まれています。Solaris CDE や OpenWindows DeskSetTM ツールの使用、およびあらゆるデスクトップ環境で共通して実行できるコマンド行からの作業について説明します。表 4-10 でマニュアルの内容を簡単に説明します。

表 4-10 Solaris 8 User Collection - Japanese

ユーザーマニュアル 

説明 

ATOK12 ユーザーズガイド

日本語入力・変換を行うソフトウェア ATOK12 の Solaris 上での操作方法について説明します 

ATOK8 ユーザーズガイド

日本語の入力・変換を行うソフトウェア ATOK8 の Solaris 上での操作方法について説明します。 

cs00 ユーザーズガイド

かな漢字変換サーバーとして cs00 を使用するユーザーを対象とし、cs00 を使った文字の入力方法と辞書の編集方法について説明します。 

JFP ユーザーズガイド

Solaris における日本語処理機能 JFP について説明します。 

OpenWindows ユーザーズガイド

経験の浅いユーザーから経験を積んだユーザーまでを対象に、OpenWindows と DeskSet アプリケーションを使って説明します。マウス、アイコン、スクロールバー、ウィンドウ、メニュー、プッシュピンを使用する方法、排他的または非排他的に項目を選択する方法、スクロールリストから選択する方法、複数のオブジェクトを選択する方法などについて説明します。この他に、OpenWindows ワークスペースの変更方法、問題発生時の解決方法、AnswerBook2 文書サーバーにアクセスしてオンラインマニュアルを表示する方法などの項目も扱います。 

OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)

Solaris のユーザーを対象とします。Solaris は、SunOS と OpenWindows から構成されます。このマニュアルを使って、ログインとログアウトの方法、OpenWindows の起動、基本的な SunOS コマンドによる詳細情報の表示、ファイルとディレクトリの作業、ファイルシステムの検索、パスワードの使い方、プロセスとディスク使用量の監視、vi エディタの使い方、電子メールの送信、マニュアルの印刷、ネットワークの使い方、ユーザー環境のカスタマイズなどについて理解できます。また、OpenWindows 3.3 および Solaris 2.5 への移行に関する情報を提供するほか、キーボード動作の変更、ネットワーク対応アプリケーションの実行、PCMCIA カードの使用方法についても説明します。

Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

Solaris 共通デスクトップ環境 (以降、Solaris CDE とする) の外観や動作をカスタマイズするための高度な作業について説明します。このマニュアルの各章では、システム初期設定、ログイン、およびセッション開始のカスタマイズ、アプリケーションの追加、アプリケーションとそのデータに対するインタフェースの設定、デスクトッププロセス、アプリケーション、およびデータのネットワーク上での構成などの項目の他に、ウィンドウ管理、印刷、カラー、フォントなどのデスクトップサービスのカスタマイズに関する項目も扱います。 

Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

デスクトップやデスクトップアプリケーションの使用方法を含む、Solaris CDE の基本的な機能を説明します。 

Solaris 共通デスクトップ環境への移行

OpenWindows 環境から Solaris CDE へ移行するユーザーに役立つ情報を説明します。グラフィカルなオペレーティグ環境としての Solaris CDE について記述し、OpenWindows と Solaris CDE との動作の違いを適宜、明記しています。また、頻繁に質問される問題に対する解答を関連する項目で説明します。 

このマニュアルでは、Solaris CDE の特徴や機能の概要だけを説明します。詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』と Solaris CDE のオンラインヘルプを参照してください。

Wnn6 上級ユーザーおよびシステム管理者ガイド

Solaris 7 環境で使用できる日本語入力システム Wnn6 の管理方法と、日本語入力インタフェースの詳細な設定方法について説明します。このマニュアルは、日本語入力システム Wnn6 の操作に関する一般的な知識を持つ上級ユーザーおよびシステム管理者を対象とします。 

Wnn6 ユーザーズガイド

Solaris 7 環境で使用できる日本語入力システム Wnn6 の操作方法について説明します。日本語の入力、辞書の操作の際に参照してください。このマニュアルは、日本語入力システム Wnn6 を使用する方を対象とします。 

電源管理システム ユーザーマニュアル

デスクトップマシンで電源管理システムのハードウェアとソフトウェアの機能を使用する方法について説明します。このハードウェア機能を使うと、自分で設定した条件に従ってマシンを停止したり、マシンアイドル時に省電力モードに切り替えたりできます。このマニュアルでは、dtpower コマンドによる GUI ツールの使用法やコマンド行での作業の他に、保存停止・復元再開機能をキーボードから操作する方法について説明します。

日本語入力システムの概要とセットアップ

Solaris 7 環境で使用できる日本語入力システム (Wnn6、ATOK8、cs00) の概要とセットアップ方法について説明します。Solaris 7 の日本語入力システムを初めて使用する方と、セットアップするシステム管理者 (スーパーユーザー) を対象とします。 

日本語入力用図形文字コード表

Solaris 上で日本語入力システムを使用して図形文字を入力するための、コードと図形文字の対応、各日本語入力システムのコード入力機能と利用時の注意事項について説明します。