バイナリ互換性ガイド

ioctl

古い Version 7 および 4BSD ターミナルドライバによりサポートされていた ioctl() に加えて、filiosockiostreamiotermiotermiosmtio、および dkio に関連したすべての ioctl がサポートされます。その他には、Solaris 8 プラットフォームの標準デバイスに関連した ioctl() のみが提供されています。2 つのバージョン間での ioctl() 番号の相違 (サポートされている ioctl() の場合) は、透過的に処理されます。ioctl() のパラメータは、必要に応じてマップされます。

以下に示す SunOS 4.x の ioctl() には、Solaris 8 との互換性がありません。

DKIOCGCONF

この ioctl() は Solaris 8 では使用できませんが、バイナリ互換パッケージはこれをサポートしています。この ioctl() は、DKIOCINFO で置き換えられました。DKIOCGCONF には、SunOS 4.x の DKIOCGCONF 構造体と DKIOCINFO 構造体とを組み合わせた情報が含まれています。

DKIOCGLOG

この ioctl() は Solaris 8 ではサポートされていません。バイナリ互換パッケージでは、これは EINVAL を戻します。

DKIOCWCHK

SunOS 4.x では、この ioctl() は、フロッピーデバイスの書き込みチェックを切り替えます。バイナリ互換パッケージでは、この ioctl() はフロッピーデバイスの書き込みチェックを切り替えませんが、操作成功のステータスを返します。

DKIOCSCMD

この ioctl() が使用できるのは、xd(7)xy(7)ipi(7) の各ドライブの場合だけです。この ioctl() は、SCSI デバイスの場合は失敗します。この種のデバイスの場合は、USCSI ioctl() を使用してください。

_O_TIOCCONS

この ioctl() は廃止され、Solaris 8 リリース、バイナリ互換パッケージではサポートされません。

_O_TIOCGSIZE

この ioctl() は廃止され、Solaris 8 リリース、バイナリ互換パッケージではサポートされません。

_O_TIOCSSIZE

この ioctl() は廃止され、Solaris 8 リリース、バイナリ互換パッケージではサポートされません。

TIOCMODG

この ioctl() は廃止され、Solaris 8 リリース、バイナリ互換パッケージではサポートされません。

TIOCMODS

この ioctl() は廃止され、Solaris 8 リリース、バイナリ互換パッケージではサポートされません。