Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

IA: ディスクスライスとディスクラベルを作成する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. format ユーティリティを起動します。


    # format
    
  3. 画面に表示されるリストから、パーティションを変更したいディスクの番号を入力します。


    Specify disk (enter its number): disk-number
    

    disk-number

    パーティションを変更したいディスクの番号 

  4. partition メニューに移動します (スライスを設定できます)。


    format> partition
    
  5. 現在のパーティション (スライス) テーブルを表示します。


    partition> print
    
  6. 変更作業を開始します。


    partition> modify
    
  7. ディスクをすべて free hog に設定します。


    Choose base (enter number) [0]? 1
    

    free hog スライスについての詳細は、「free hog スライスの使用方法」を参照してください。

  8. 続行するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されたら、yes と応答して新しいパーティションテーブルを作成します。


    Do you wish to continue creating a new partition
    table based on above table[yes]? yes
    
  9. プロンプトが表示されたら、free hog パーティション (スライス) と各スライスのサイズを指定します。

    システムディスクを追加するときは、次のスライスを設定しなければなりません。

    • ルート (スライス 0)、スワップ (スライス 1) (必須)

    および

    • /usr (スライス 6) (省略可能)

    スライスの情報を設定すると、新しいパーティションテーブルが表示されます。

  10. プロンプトが表示されたら yes と応答して、表示されたパーティションテーブルを現在のパーティションテーブルにします。


    Okay to make this the current partition table[yes]? yes
    

    表示されたパーティションテーブルが希望どおりでないために変更したい場合は、no と応答して 手順 6 に戻ります。

  11. パーティションテーブルに名前を付けます。


    Enter table name (remember quotes): "partition-name"
    

    partition-name

    新しいパーティションテーブルの名前 

  12. 新しいディスク上でスライスを割り当て終ったら、新しいパーティションテーブルを使用してディスクにラベルを付けます。


    Ready to label disk, continue? yes
    
  13. partition メニューを終了します。


    partition> quit
    
  14. verify コマンドで、新しいディスクラベルを確認します。


    format> verify
    
  15. format メニューを終了します。


    format> quit
    

次に進む手順

ディスクスライスとディスクラベルを作成し終ったら、ディスク上にファイルシステムを作成できます。「IA: ファイルシステムを作成する方法」を参照してください。