スーパーユーザーとしてシステムにログインします。
インストールされたパッケージの状態を、pkgchk コマンドによってチェックします。
# pkgchk [ -a -c -v ] pkgid ... # pkgchk -dspooldir pkgid ... |
-a |
pkgchk のデフォルトであるファイル属性と内容ではなく、ファイル属性 (つまりアクセス権) だけを検査するように指定する。 |
-c |
pkgchk のデフォルトであるファイル内容と属性ではなく、ファイル内容だけを検査するように指定する。 |
-v |
pkgchk による処理中、ファイル名を表示する詳細モードを指定する。 |
-d spooldir |
スプールディレクトリの絶対パスを指定する。 |
pkgid |
(省略可能) 1 つまたは複数のパッケージを空白で区切って指定する。pkgid を指定しないと、pkgchk は、システムにインストールされたすべてのソフトウェアパッケージをチェックする。これを省略すると、pkgchk は使用可能なすべてのパッケージを表示する。 |
次の例は、パッケージの内容をチェックする方法を示しています。
# pkgchk -c SUNWadmfw |
pkgchk はエラーがないと判断すると、システムプロンプトに戻ります。そうでない場合は、エラーを表示します。
次の例は、パッケージのファイル属性をチェックする方法を示しています。
# pkgchk -a SUNWadmfw |
pkgchk はエラーがないと判断すると、システムプロンプトに戻ります。そうでない場合は、エラーを表示します。
次の例は、スプールディレクトリ (/export/install/packages) にコピーされたソフトウェアパッケージをチェックする方法を示しています。
# pkgchk -d /export/install/packages ## checking spooled package <SUNWadmap> ## checking spooled package <SUNWadmfw> ## checking spooled package <SUNWadmc> ## checking spooled package <SUNWsadml> |
スプールされたパッケージの検査は、パッケージがインストールされないとすべての情報を検査できないため、制限されます。