Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

クラッシュダンプの保存

制御構造体、アクティブなテーブル、動作中またはクラッシュしたシステムカーネルのメモリーのイメージなど、カーネルの動作状況についての情報を調べるには、crash または adb ユーティリティを使用します。crash または adb を完全に使いこなすには、カーネルについての詳細な知識が必要ですが、このマニュアルでは説明を省きます。crash ユーティリティの詳細は、crash(1M) または adb(1) のマニュアルページを参照してください。

savecore で保存したクラッシュダンプを購入先に送って、システムがクラッシュした原因を解析してもらうことも可能です。購入先にクラッシュダンプファイルを送る場合は、「システムクラッシュ情報の管理 (作業マップ)」にリストされている最初の 2 つの作業を実行してください。

次の節では、dumpadm コマンドを使ってシステムクラッシュ情報を管理する方法を説明します。