Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

リブートが失敗した場合の対処方法

システムがリブートに失敗した場合またはリブートしたがクラッシュした場合は、システムのブートを妨害しているソフトウェアまたはハードウェアの障害があると考えられます。

問題 - システムがブートしない理由 

解決方法 

システムが /platform/`uname -m`/kernel/unix を見つけられない

SPARC システムの PROM 内の boot-device 設定を変更しなければならない。デフォルトブートデバイスを変更するには、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「SPARC: システムのブート (手順)」または「Intel: システムのブート (手順)」を参照

IA システムで、デフォルトのブートデバイスが存在しない。「Not a UFS filesystem.」というメッセージが表示される 

Configuration Assistant/Boot (構成用補助) フロッピーディスクを使用してシステムをブートし、ブートするディスクを選択する 

/etc/passwd ファイル内に無効なエントリが存在する

無効な passwd ファイルから復元する方法については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「システムのシャットダウンとブート (概要)」を参照

ディスクなどのデバイスに、ハードウェアの問題がある 

ハードウェアの接続を確認する 

  • 装置が接続されていることを確認する

  • すべてのスイッチが適切に設定されていることを確認する

  • すべてのコネクタおよびケーブル (Ethernet ケーブルも含む) を検査する

  • すべて異常がなければ、システムの電源を切り、10 秒 〜 20 秒ほど待って、もう一度電源を投入する

上記のリストで問題が解決できない場合は、ご購入先にお問い合わせください。

SPARC: 64 ビット Solaris のブートで発生する問題の解決

64 ビット Solaris リリースを UltraSPARC システムにインストールすると、次のどの条件も該当しない場合は、64 ビットカーネルが自動的にブートされます。

32 ビット Solaris システムで 64 ビット Solaris オペレーティング環境をブートすることはできません。