Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

ポートモニターの状態

sacadm コマンドは、ttymon および listen ポートモニターの状態を制御します。次に示す状態があります。

状態 

意味 

起動 

デフォルト状態 - ポートモニターは追加されると自動的に起動される 

有効 

デフォルト状態 - ポートは追加されると自動的にサービス要求を受け付け可能になる 

停止 

デフォルト状態 - ポートモニターは削除されると自動的に停止する 

無効 

デフォルト状態 - ポートモニターは削除されると自動的に提供中であったサービスを続行し、新しいサービスの追加を拒否する 

起動中 

中間状態 - ポートモニターの起動が進行中 

停止中 

中間状態 - ポートモニターは手作業で終了過程に入っているが、まだシャットダウン手続きは完了していない。停止状態になるまでの途中の状態 

非動作中 

アクティブではない状態 - ポートモニターが強制終了された状態。前の動作状態のときに監視していたすべてのポートがアクセス不可になる。外部のユーザーからはポートが無効なのか、非動作状態なのか区別できない 

障害 

アクティブではない状態 - ポートモニターを起動して動作状態を維持できない 

特定のポートモニターの状態を知るには、次のように入力します。


# sacadm -l -p portmon_name