accept コマンドと reject コマンドを使用すると、印刷要求が格納される印刷待ち行列のオンとオフを切り替えることができます。
reject コマンドを使用すると、指定したプリンタの印刷待ち行列がオフになり、新しい印刷要求はプリンタサーバーの待ち行列に入れなくなります。その待ち行列に入っているすべての印刷要求は、そのまま印刷されます。すでに待ち行列に入っている要求の印刷を停止したい場合は、そのプリンタを使用不可にしなければなりません。表 5-7 では accept、reject、enable、および disable コマンドの機能を比較します。
表 5-7 accept/reject コマンドと enable/disable コマンドの機能
コマンド |
機能 |
---|---|
accept |
印刷待ち行列に送信された印刷要求を受け付ける |
enable |
印刷待ち行列にある要求を印刷する |
reject |
印刷待ち行列に送信された印刷要求を拒否する |
disable |
現在印刷待ち行列にある印刷要求を停止する |
プリンタを使用不可にする方法については、「印刷の処理または停止」を参照してください。
印刷要求が拒否されると、印刷サービスはその要求を出したユーザーにメッセージを送り、指定されたプリンタには印刷要求が受け付けられていないことを通知します。
また、要求を受け付けない理由をコマンド行から指定できます。その理由は、ユーザーがプリンタの待ち行列をチェックしようとするとユーザーのシステムに表示されます。図 5-2 は、印刷待ち行列が拒否されたときに印刷要求が中断される様子を示しています。