Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

ホスト常駐 PostScript フォントをインストールする方法

  1. プリンタサーバーまたは印刷クライアント上でスーパーユーザーまたは lp としてログインします。

  2. hostfontdir ディレクトリが存在しない場合は作成します。


    # cd /usr/share/lib
    # mkdir hostfontdir
    # chmod 775 hostfontdir
    
  3. 新しい書体のディレクトリが存在しない場合は作成します。


    # mkdir typeface
    
  4. フォントファイルを適切なディレクトリにコピーします。


    # cp filename /usr/share/lib/hostfontdir/typeface/font
    
  5. マップテーブルに組み込むフォント名とファイル名を追加します。

    1. /usr/share/lib/hostfontdir ディレクトリに変更します。

    2. vi などのテキストエディタを使用して map ファイルを編集します。

      テーブルに追加したいフォントごとに 1 行ずつエントリを追加します。エントリには、フォント名、スペース 1 個、フォントが常駐するファイル名の順に入力します。たとえば、次のようになります。


      Palatino-Bold /usr/share/lib/hostfontdir/palatino/bold
    3. ファイルを保存します。

      適切なシステム上のマップテーブルにサンプルエントリを入れておけば、ユーザーは各自の印刷ジョブに (たとえば、Palatino Bold などの) フォントを適用できます。このフォントを含む印刷要求を依頼すると、LP 印刷サービスはそのファイルに /usr/share/lib/hostfontdir/palatino/bold のコピーを追加してから、プリンタに送信します。

  6. troff を使用している場合は、このフォント用の新しいフォント幅テーブルを標準 troff フォントディレクトリ内で作成します。