SunOS オペレーティングシステムの従来の UNIX ファイル保護機能では不十分な場合は、ACL によりファイルアクセス権の制御が強化されます。従来の UNIX ファイル保護機能は、所有者、グループ、その他という 3 つのユーザークラスに読み取り権、書き込み権、実行権を提供します。ACL を使用すると、所有者、所有者のグループ、その他、特定のユーザーおよびグループのファイルアクセス権を定義でき、またこれらのカテゴリごとにデフォルトのアクセス権を定義できるため、ファイルのセキュリティが強化されます。ACL を設定する個々の手順については、「アクセス制御リスト (ACL)」を参照してください。
表 16-2 に、ファイルやディレクトリに対して ACL を管理するコマンドを示します。
表 16-2 ACL コマンド
コマンド |
説明 |
---|---|
setfacl(1) |
ACL エントリの設定、追加、変更、および削除を行う |
getfacl(1) |
ACL エントリを表示する |