ほとんどのユーザーはログインするときにシェルを実行しているので、すべてのシェルプログラムのエントリが /etc/d_passwd 内に必要です。この種のプログラムは、uucico、sh、ksh、csh などです。一部のユーザーがログインシェルから何か実行する場合は、そのログインシェルもファイルに含めてください。
ユーザーのログインプログラム (/etc/passwd 内で指定) が /etc/d_passwd 内で見つからない場合や、/etc/passwd 内のログインシェルフィールドが空 (NULL) の場合は、/usr/bin/sh のパスワードエントリが使用されます。
/etc/passwd 内のユーザーのログインシェルが /etc/d_passwd 内で見つからない場合、そのユーザーはデフォルトのパスワードを入力しなければなりません。デフォルトのパスワードは /usr/bin/sh のエントリです。
/etc/passwd 内のログインシェルフィールドが空の場合、そのユーザーはデフォルトのパスワード (/usr/bin/sh のエントリ) を入力しなければなりません。
/etc/d_passwd に /usr/bin/sh のエントリがない場合、/etc/passwd 内のログインシェルフィールドが空のユーザー、または /etc/d_passwd 内のエントリと一致しないユーザーには、ダイヤルアップパスワードの入力を促すパスワードは表示されません。