Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

特権付きポートの使用

Secure RPC を実行したくない場合は、代わりに Solaris の「特権付きポート」機構を使用できます。特権付きポートは、1024 未満のポート番号を持つスーパーユーザーによって設定されます。クライアントシステムは、クライアントの資格を認証した後で、特権付きポート経由でサーバーへの接続を設定します。その後、サーバーは接続のポート番号を検査してクライアントの資格を確認します。

ただし、Solaris 以外のクライアントは、特権付きポート経由で通信できないことがあります。その場合は、次のようなエラーメッセージが表示されます。


"Weak Authentication
NFS request from unprivileged port"