Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

ファイルのアクセス権

表 17-1 に、各ユーザークラスに与えることができるファイルのアクセス権を示します。

表 17-1 ファイルのアクセス権

記号 

アクセス権 

指定されたユーザーが実行できる操作 

r

読み取り 

ファイルを開いて内容を読み取る 

w

書き込み 

ファイルに書き込んだり (その内容を変更したり)、追加したり、削除したりできる 

x

実行 

ファイルを実行できる (プログラムまたはシェルスクリプトの場合)、あるいは exec(1) システムコールの 1 つを使用してファイルを実行できる

拒否 

ファイルを読み取ったり、書き込んだり、実行したりできない 

これらのファイルアクセス権は、通常のファイルと同様にデバイス、ソケット、名前付きパイプ (FIFO) などの特殊ファイルにも適用できます。

シンボリックリンクには、そのリンクが指すファイルのアクセス権が適用されます。