Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

プロセス管理コマンド

表 34-3 に、プロセスを管理するためのコマンドとその説明を示します。

表 34-3 プロセスを管理するためのコマンド

使用するコマンド 

目的 

ps(1)pgrep(1)prstat(1M)

システム上のアクティブなプロセスの状態をチェックする。また、プロセスについての詳細な情報を表示する 

dispadmin(1M)

デフォルトのスケジューリングポリシーをリストする 

priocntl(1)

プロセスに優先順位クラスを割り当てて、プロセスの優先度を管理する 

nice(1)

タイムシェアリングプロセスの優先度を変更する 

別の機能を使うと、プロセッサセットに関してプロセスグループを制御できます。プロセッサセットを使用するということは、プロセスグループを 1 つのプロセサだけではなく、プロセッサグループにバインドできるということです。システム管理者は、/usr/sbin/psrset コマンドを使用することにより、プロセッサセットの作成と管理を制御できます。詳細は、psrset(1M) のマニュアルページを参照してください。

プロセスを管理するためのコマンドの詳細は、第 35 章「プロセスの管理手順」を参照してください。