Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

at ジョブを削除する方法

  1. (省略可能) root または他のユーザーの at ジョブを削除する場合は、スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、at ジョブを実行される前に待ち行列から削除します。


    $ at -r [job-id]

    -r job-id

    削除したいジョブの識別番号 

  3. at ジョブを削除できたかどうかを確認するには、at -l (または atq) コマンドを使用して at 待ち行列に残っているジョブを表示します。識別番号を指定したジョブは、このリストに現れてはなりません。


    $ at -l [job-id]

例 - at ジョブを削除する

次の例では、ユーザーが 7 月 17 日の午前 4 時に実行されるようにスケジュールした at ジョブを削除しようとしています。まず、このユーザーは at 待ち行列を表示してそのジョブの識別番号を探します。次に、そのジョブを at 待ち行列から削除します。最後に、at 待ち行列をもう一度表示して上記のジョブが削除されていることを確認します。


$ at -l
897543900.a	Wed Jul 14 23:45:00 1999
897355800.a	Mon Jul 12 19:30:00 1999
897732000.a	Sat Jul 17 04:00:00 1999
$ at -r 897732000.a
$ at -l 897732000.a
at: 858142000.a: No such file or directory