このメッセージは、ユーザーがリモートログインしたマシンが、rlogin(1) または rsh(1) のセッション中にクラッシュまたはリブートした場合に表示されます。保存していなかったデータの変更内容は、失われる恐れがあります。なお、システムが停止したのが数時間前であっても、ユーザーが何らかのデータを入力した時点で初めてこのメッセージが表示される場合があります。
システムがリブートするまで数分間待ってから、再度 rlogin(1) を実行してください。
この例では、SPARCstation 5 マシンに SunPC 4.1 をロードしました。Solaris 2.5 オペレーティング環境は Solaris 2.5.1 にパッチされています。SunPC アクセラレータカードもインストールされています。SunPC を起動すると、SunPC スプラッシュ画面に、このエラーメッセージが表示されます。画面のどこかをクリックすると、コンソール全体がロックします。やむなく別のマシンに移動し、rlogin を実行し、SunPC プロセスを kill しました。問題の解決プロセスで、SunPC と 10294-25 パッチをインストールし、削除しましたが、結果は同じです。アクセラレータカードも削除し、boot -r を実行しましたが、SunPC 4.1 は相変わらずスプラッシュ画面でハングします。次のエラーメッセージは、/var/adm ファイルにありました。
modrput() sdos_mbsigolint failed -1 |
この場合、SPARCstation 5 マシンからオペレーティングシステムを削除しました。そのとき、どのパッチを適用したかがあいまいでした。Solaris 2.5.1 ソフトウェアのコピーをインストールし、その後 SunPC インストールを実行しました。これで問題は解決です。SunPC はアクセラレータカードなしで機能しました。アクセラレータカードを追加し、boot -r を実行したところ、SunPC は問題なく実行しました。
読み取り専用としてマウントされたファイルシステム上のファイルとディレクトリは変更できません。
これらのファイルとディレクトリをときどき変更するだけの場合は、rlogin(1) を実行して、マウントされたファイルシステムのサーバーにログインし、ファイルまたはディレクトリをそのサーバーから変更します。
これらのファイルとディレクトリを頻繁に変更する場合は、mount(1M) を使用してファイルシステムを確実に読み書き可能にします。
このエラーの記号名は、EROFS、errno=30 です。
このメッセージは、スーパーユーザーが reboot コマンドを発行した後、または、EEPROM の watchdog-reboot? 変数が true に設定されている場合はシステムパニックの後に、マシンがブート中であることを示すためにコンソールに表示されます。
マシンがブートされるのを待ちます。システムパニックの場合は、このメッセージの前に原因を示す他の表示がないかどうかを確認します。
To: フィールドに有効な受信者を入力せずにメールを誰かが送信したため、sendmail(1M) がメールメッセージを配信できません。mail(1) を使用している場合は、受信者アドレスにスペースまたは英数字以外の文字を使用している可能性があります。mailtool(1) と mailx(1) の各コマンドは、「Please specify a recipient」メッセージまたは「No recipients specified」メッセージを発行することによって、未配信を防ごうとします。有効な受信者が 1 つ以上入力されている場合は、それぞれの無効な受信者アドレスに「User unknown」メッセージが表示されます。
送信者の dead.letter ファイルに自動的に保存されたメッセージを調べて、受信者を正しく指定してからメールを送り直してもらうように発信者に依頼します。
sendmail(1M) の詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』を参照してください。
「connect from hostIP to callit(ypserv): request from unauthorized host」を参照してください。
ユーザーがウィンドウシステムを終了した後、C シェルがウィンドウプロセスグループを消去する際に、このメッセージが表示されることがあります。ウィンドウシステムが終了後消去されなかった場合は、この消去が起こる場合があります。
作業を進めます。このメッセージは情報を表示しているだけです。
このエラーは、システムのプロセステーブルがいっぱいになっているために fork(2) システムコールが失敗した、あるいはメモリーまたはスワップ空間が足りないためにシステムコールが失敗したことを示します。また、ユーザーがそれ以上プロセスの作成を許されていない可能性もあります。
システムがリソースを解放するまで待ちます。ただし、このメッセージがシステムに頻繁に表示される場合は、カーネルを再構成して、使用可能なプロセスを増やします。プロセステーブルのサイズを大きくするには、/etc/system ファイルにある MAXUSERS の値を増やします。MAXUSERS のデフォルト値は、M バイト単位のメインメモリーの総量から 2 を引いた値です。
特定のユーザーがそれ以上プロセスを作成できない場合は、memorysize の制限を超えている可能性があります。詳細は、limit(1) のマニュアルページを参照してください。
このエラーの記号名は、EAGAIN、errno=11 です。
割り込まれたシステムコールを再開します。
このエラーの記号名は、ESTART、errno=91 です。
これは、プログラミングエラーまたはデータ入力エラーです。
この状態を解決するようにプログラムの作成者に依頼します。
このエラーは、値がオーバーフローまたはアンダーフローする位置で数学プログラミング関数を評価しようとしたことを示します。数学パッケージ (3M) のプログラミング関数の値は、マシンの精度内では表現できません。浮動小数点のオーバーフローまたはアンダーフロー(単精度と倍精度のいずれか) が発生した場合、またはベッセル関数で有効数値桁数の合計が失われた場合に、このエラーが発生することがあります。
なお、浮動小数点のアンダーフローの場合、このメッセージは、「Result too small」を示していることがあります。
プログラムの演算エラーを特定するには、matherr(3M) 機能を使用します。
このエラーの記号名は、ERANGE、errno=34 です。
ユーザーがマシンにリモートからログインしようとした際に、エラーが発生します。
ユーザーが rlogin(1) へのアクセスを試みたマシン上の、ルートディレクトリ上のアクセス権が 700 に設定されています。ルートディレクトリのアクセス権は、755 でなければなりません。
root ファイルシステムのアクセス権を 755 に変更したところ、rlogin の実行を試みて次のプロセスに進むことができましたが、次のメッセージが表示されてエラーになりました。
Last login: Fri Aug 29 10:24:43 from machinename no shell connection closed |
ユーザーが rlogin でアクセスしようとしたマシンでは、ルートと /usr/bin の両方のディレクトリのアクセス権が 700 に設定されていました。どちらのディレクトリも、正しいアクセス権は 775 です。アクセス権を 775 に変更すると、rlogin(1) は成功しました。
もう 1 つの原因も考えられます。NIS/NIS+ マップでユーザーの passwd(1) エントリを確認してください。NFS マウントのアクセス権が原因で、/usr/dist/exe/tcsh や /net/lab/.../csh などのログインシェルが失敗する可能性があります。
rmdir(1) コマンドで削除できるのは空のディレクトリのみです。メッセージの最初のコロンの後に示された名前を持つディレクトリには、ファイルまたはディレクトリが残っています。
rmdir(1) の代わりに rm(1) を使用します。このディレクトリとその下位のすべてを削除するには、ディレクトリ内を再帰的に降り、各要素の削除要求に応えるよう、rm -ir コマンドを使用します。確認を求めるプロンプトなしにディレクトリとその内容をすべて削除するには、rm -r コマンドを使用します。
この syslog メッセージは、誰かがシステムコンソールに root としてログインしたことを示します。
root でログインした場合、何の対処も行われません。root 以外の場合は、セキュリティ侵害の可能性も考えられます。サイト単位での最善の方針は、システム管理者はすべて、root としてログインする代わりに su(1M) を使用することです。
この syslog メッセージは、誰かが、FROM キーワードの後に指定されたシステムから仮想端末にrootとしてリモートログインしたことを示します。
セキュリティ上の理由から、コンソール以外のあらゆる場所から root としてログインできるようにするのは推奨しません。スーパーユーザーとしてのログインをコンソールに制限するには、/etc/default/login の CONSOLE 行をコメント解除します。
起動時にこのエラーが表示され、マルチキャストが構成されません。
前のリリースのオペレーティング環境の inittab(4) を使用しました。そのため、/etc/inittab に次のエントリがありません。このエントリは、Solaris 2.6 リリースの route コマンドに必要です。
ap::sysinit:/sbin/soconfig -f /etc/sock2path |
NIS マップの rpc.bynumber を確認します。
通常、このエラーはハードウェア障害を示します。
Ethernet の配線とコネクタを調べて、障害を特定します。
Ethernet 入出力ドライバが、63 バイトの次に 3 ビットなど、8 バイト単位になっていないデータを受け取ると、フレームエラーが発生します (Ethernet では 8 バイト単位を使用するように指定されています)。フレームエラーは、先頭または末尾のフレーム区切り記号が損傷しているために発生します。これらの区切り記号は、エンコーディング方式への違反によって損傷することがあります。
フレームエラーは、CRC エラーのサブセットです。CRC エラーは、通常、物理メディアの異常によって発生します。「alignment/framing error」は、8 バイトの境界が揃っていない場合に発生する CRC エラーの一種です。