Autoloader でダンプ構文が使用されました。
このメッセージは、スーパーユーザーが、マウントされていないファイルシステムのマウントを解除しようとした場合に表示されます。なお、/var などの、ファイルシステムのサブディレクトリのマウントを解除することはできません。
mount(1M) または df(1M) コマンドを実行して、マウントされているファイルシステムを判断します。それらのいずれかのマウントを解除したい場合は、存在するマウントポイントを指定します。
このエラーメッセージが表示され、マシンの IP アドレスだけが変更されていました。
ifconfig(1M) で定義される IP アドレスは、/etc/hosts の中のものと一致しなければなりません。つまり、マシンの IP アドレスを ifconfig(1M) で変更する場合は、/etc/hosts ファイルのマシンでエントリも変更する必要があります。
複数のインタフェースを持つマシンでは、/etc/hostname.* を確認して更新しなければならない場合もあります。
CDE で「端末エミュレータ (Terminal)」ウィンドウを開くと (dtterm)、「Unable to get pty!」 というポップアップウィンドウメッセージが表示されます。
dtterm で /dev/pts/int (int は整数) を開くことができません。grantpt(3C) がファイルのアクセス権の変更に失敗したため、ファイルを開くことができません。grantpt(3C) が失敗したのは、バイナリ /usr/lib/pt_chmod が setuid root でないためです。/usr/lib/pt_chmod のアクセス権は 4111 でなければなりません。
正しいアクセス権を pt_chmod に対して設定し直すには、次のコマンドを root で実行します。
# chmod 4111 /usr/lib/pt_chmod |
これらのメッセージは、ブート時に、システムがマシン上に存在しないデバイス用にドライバを読み込もうとした場合に、/var/adm/messages に表示されます。
このメッセージは情報を提供するのみです。デバイスドライバが多すぎると、システムカーネルが大きくなり、必要なメモリーも増えるため、これらのデバイスドライバすべてが必要ではないことがあります。
クライアントから nwrecover を実行してグラフィカルな復旧インタフェースを開く際に、このエラーが表示されます。
この場合、複数の NetWorker サーバーが存在しており、nwrecover がクライアントに対して使用するネットワークサーバーを決定することができませんでした。
サーバーは、-s オプションで nwrecover コマンドに指定することができます。
nwrecover -c client_name -s server_name |
システムはブートストラップできません。
CD-ROM から起動して /etc/nodename を確認します。ファイルにはシステム名の入った 1 行だけが必要です。空白行やその他の行を入力することはできません。
このメッセージの前には、該当するファイル名と行番号が表示されます。このメッセージは C プリプロセッサ /usr/ccs/lib/cpp によって表示され、ハッシュ記号 (#) で始まりますが、後に define や include などの有効なキーワードが続きません。
ソフトウェアによっては、初期ファイルを解釈する時に、シェルではなくプリプロセッサを使用するものもあります。大部分のシェルでは、シャープ記号 (#) はコメントを表します。C プロセッサは /* と */ の区切り文字に挟まれた部分をコメントと見なします。
Java フロントエンドで Sun Directory Services 1.0 をインストールしようとしました。インストールのときに、エラー「unknown host exception: unknown host」が発生しました。Sun Directory Services 1.0 によって、2 度追加されたドメイン名とともにホスト名が表示されます。
/etc/nsswitch.conf に hosts: dns files という行がありました。
まずファイルを指定し、次に DNS を指定するよう、この行を hosts: files dns と変更すると、問題が解決します。
考察: このエラーは完全指定のホスト名の使用時にも発生します。ホスト名にドメイン名が追加されていないことを確認してください。完全指定ホスト名を使用すると、ドメインが 2 回追加されます。また、/etc/resolv.conf で指定したドメイン名がアクセス可能なドメインであることを確認してください。
C シェルの csh(1) からのこのメッセージは、終わりの逆引用符を付けずに、初めの逆引用符 (`) のみを付けたコマンドをユーザーが入力したことを示します。引用符 (') や二重引用符 (") を片方しか付けなかった場合も、同様のメッセージが表示されます。他のシェルでは、通常、コマンド行で引用符が片方しかない場合は継続プロンプトが表示されます。
コマンド行を訂正して、再度実行します。Cシェルで、改行して入力を続けるには、改行文字の直前にバックスラッシュを入力します。
fsck(1M) がフェーズ 4 で、i ノードにパス名がないために、指定されたファイルに親がないことを発見しました。すなわち、そのファイルはどのディレクトリにも接続していません。
「YES」と答えて、ファイルを lost+found ディレクトリに接続し直します。次に、ファイルの復帰を希望するかどうかと復帰先の場所をファイルの所有者に問い合わせてください。
詳細については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』のファイルシステムの整合性チェックに関する章を参照してください。
インターネットプロバイダにダイアルインしないとデモバージョンを利用できません。また、この Java エラーメッセージは、接続せずにライブラリページをロードしようとしても発生します。
Java WorkShop パッケージでネットワーキングサービスを提供するには、Java Development Kit が必要です。問題は 2 つ考えられます。
JDK/VM は net.dll をロードしようとしましたが、(net.dll はその後、そのソケットサービスとして wsock32.dll をロードします) winsocket プログラムによってシステムソケット DLL に何らかの操作が行われ、JDK net.dll が破壊されたようです。UnsatisfiedLinkError の原因は、これで説明できます。
JDK によって ServerSocket オブジェクトまたは Socket オブジェクトが作成されるとき、gethostbyaddr() を呼び出してローカルホスト名を解読しようとします。TCP/IP 用に DNS エントリが構成済みの場合、gethostbyaddr() は Win95/NT で DNS を照会します (通常は、これで「ダイアルアップダイアログ」が表示されます)。
2 番目の問題の場合: DNS の照会を避けるには、%WinDir%¥HOSTS ファイルにエントリを追加します。詳細は、Java WorkShop の Release Notes を参照してください。
Control-D を使用してログアウトする習慣がついている Bourne シェルまたは Korn シェルのユーザーは、この C シェルメッセージに驚くかもしれません。
ignoreeof が設定されている場合、C シェルでは、logout(1) または exit(1) と入力してログアウトしなければなりません。修正したファイルがある場合は、終了する前にディスクに書き込んでください。
同じシステム上に存在するユーザーであるにもかかわらず、メールを送信しようとすると、エラー「Username... User unknown」が表示されます。
電子メールアドレスを入力ミスしていないか確認してください。送り先のユーザーが、/etc/mail/aliases またはユーザーの .mailrc ファイルで、存在しない電子メールアドレスにエイリアス指定されている可能性もあります。
名前に大文字が入っているユーザーにはメールを送信できません。sendmail(1M) は、すべての大文字を小文字に変換してからユーザーを検索します。UNIX では大文字小文字を区別するため、このような大文字から小文字に変更されたユーザー名を検索することができません。そのため、「User unknown」のメッセージが表示されます。
回避策として、すべてのユーザー名が小文字だけで構成されていることを確認してください。
CDE の実行中、コンソールまたは /var/adm/messages ファイルに、次のようにエラーが出力されます。
Oct 19 04:41:00 darkcastle last message repeated 393 times Oct 19 04:41:01 darkcastle inetd[120]: /usr/dt/bin/rpc.ttdbserverd:Child Status Changed |
次のソフトリンクを作成します。
ln -s /usr/openwin/bin/rpc.ttdbserver /usr/dt/bin/rpc.ttdbserver ln -s /usr/openwin/bin/rpc.ttdbserverd /usr/dt/bin/rpc.ttdbserverd |
このエラーは、X11 リソースを設定し、ウィンドウマネージャーを起動する xinit(1)プログラムが、X サーバープロセスを発見できなかったことを示します。ユーザーがウィンドウマネージャーの起動を中止したか、または (プロセスの強制終了やリブートなどによって) OpenWindows が異常終了した可能性があります。X サーバーがクラッシュした可能性もあります。場合によっては、データが失われている恐れがあります。OpenWindows 環境がシステムのリブート時に終了した場合、プロセスのタイミングによっては、このメッセージは正常である可能性もあります。
唯一の解決方法は、OpenWindows 環境を終了してから起動し直すことです。システムがハングしたためにコンソールプロンプトの表示に失敗した場合を除き、システムのリブートは必要ありません。OpenWindows 環境を終了するには、「ワークスペース」メニューから「終了」を選択します。OpenWindows 環境を再起動するには、システムプロンプトで openwin(1) と入力します。
BSD 互換のなんらかのコードをコンパイルしているときに、usr/ucb/cc を起動するとエラーが発生しました。別製品のコンパイラ (SPARCworksTM Professional C 製品) が /opt にインストールされていました。
/usr/ucb/cc は、ファイル /usr/ccs/bin/ucbcc を探すためのスクリプトであり、このファイルを見つけると、BSD 互換のコンパイルのために適切なライブラリフラグを設定して起動します。
/usr/ucb/cc は、SUNWscpu のパッケージの一部です。/usr/ccs/bin/ucbcc は、別製品の C コンパイラ、SPROcc のインストール中に作成される /opt/SUNWspro/bin/acc に対するシンボリックリンクです。
OS に含まれている開発パッケージ、SUNWscpu、SUNWbtool、および別製品の C コンパイラ SPROcc が存在することを確認します。しかし、/usr/ccs/bin/ucbcc がユーザーのシステム上になければ、明らかに何らかの方法でこのリンクが削除されています。
新しいシンボリックリンクを作成して、問題を解決してください。
# ln -s /opt/SUNWspro/bin/acc /usr/ccs/bin/ucbcc |
次のコマンドを使用して、必要な特定のコンポーネントを含むパッケージを確認します。
craterlake% grep ucb/cc /var/sadm/install/contents /usr/ucb/cc f none 0555 bin bin 3084 50323 814621113 *SUNWscpu craterlake% ls -l /usr/ucb/cc -r-xr-xr-x 1 bin bin 3084 Oct 25 1995 /usr/ucb/cc craterlake% file !$ file /usr/ucb/cc /usr/ucb/cc: executable /usr/bin/sh script craterlake% grep ucbcc /var/sadm/install/contents /usr/ccs/bin/ucbcc=/opt1/40/SUNWspro/SC4.0/bin/acc s none SPROcc SPROcc.2 SPROcc.5 craterlake% file /usr/ccs/bin/ucbcc /usr/ccs/bin/ucbcc: ¥ ELF 32-bit MSB executable SPARC Version 1, dynamically linked, stripped craterlake% ls -l /usr/ccs/bin/ucbcc lrwxrwxrwx 1 root other 31 Aug 23 1996 /usr/ccs/bin/ucbcc -> /opt1/40/SUNWspro/SC4.0/bin/acc |
このエラーは、userdel でユーザーを削除するときに表示されます。
userdel -r userid |
root (/) ファイルシステムに空きスペースを作成します。