ブート時、/etc/rcS スクリプトは fsck(1M) コマンドを実行して、/etc/vfstab の fsck がマークされたファイルシステムの整合性をチェックします。fsck(1M) がファイルシステムを自動的に修復できなかった場合、ブート手続きは中断され、このメッセージを表示します。この状態では、fsck(1M) の修復作業はファイルの損失を伴うため、システム管理者に判断を仰ぎます。すでにデータが損傷している恐れがあります。
まずファイルシステムで fsck -n を実行し、障害の数と種類を調べます。その後、再度 fsck(1M) を実行してファイルシステムを修復します。ファイルシステムのバックアップがある場合は、通常、fsck(1M) からの質問にすべて「y」と答えても問題はありません。後で参照できるように、問題のあるファイルと i ノード番号をすべて記録しておくことを推奨します。fsck(1M) を自分で実行する場合は、ブートスクリプトが推奨するオプションを指定します。たとえば、次のように入力します。
# fsck /dev/rdsk/c0t4d0s0 |
バックアップがない場合は、fsck(1M) の実行を詳しい方に依頼してください。
詳細については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』のファイルシステムの整合性チェックに関する節を参照してください。
このメッセージは、複数行の「XilDefaultErrorFunc」エラーの後に続きます。このメッセージは、ImageTool が X 画像ライブラリ (XIL) を見つけられなかったことを示します。OpenWindows と CDE デスクセットの多くのプログラムは XIL が必要です。
pkginfo(1) を実行して、システムにインストールされているパッケージを判断します。次に示すパッケージが存在しない場合は、CD-ROM またはネットワークからインストールしてください: SUNWxildg、SUNWxiler、SUNWxilow、および SUNWxilrtv。