システムが解釈できない不正なパラメータが指定されました。たとえば、作成されていないファイルシステムをマウントしようとしたり、システムによる十分なサポートなしに印刷しようとしたり、未定義の信号を signal(3C) ライブラリ関数に提供したりすると、このメッセージが表示されることがあります。
ファイルシステムのマウント時にこのメッセージが表示された場合は、newfs(1M) を実行してファイルシステムを作成したことを確認します。
フロッピーディスクの読み取り時に表示された場合は、fdformat(1) によって、フロッピーディスクが DOS 形式 (pcfs(7FS)) または UFS ファイルシステムに正しくフォーマットされていることを確認します。
印刷時に表示された場合は、印刷サービスが正しく設定されていることを確認します。
このエラーの記号名は、EINVAL、errno=22 です。
この C シェルのエラーメッセージは、コマンドに続く引数が長すぎることを示します。たとえば、巨大なディレクトリで rm * を行うと、このようになる場合があります。C シェルでは 1706 個を超える引数は処理できません。
一時的に sh(1) によって Bourne シェルを起動し、コマンドを再度実行します。Bourne シェルによってコマンド行引数が動的に割り当てられます。次に、exit と入力して元のシェルに戻ります。
このメッセージは、プログラミングエラーまたはデータ入力エラーです。
プログラムの作成者に解決方法を問い合わせるか、または別の形式でデータを提供してもらうよう要請します。
これは、値が定義されていない場所で数学プログラミング関数の評価をしようとしたことを示します。数学パッケージのプログラミング関数の引数が、関数の領域から外れています。これは、負の数の平方根、累乗、対数を計算した場合、整数以外の累乗を計算した場合、または範囲外の引数を双曲線プログラミング関数に渡した場合に発生することがあります。
プログラムの計算エラーを特定するには、matherr(3M) 機能を使用します。
このエラーの記号名は、EDOM、errno=33 です。
環境のエクスポートされたシェル変数と引数を組み合わせる際、システムは、コマンドまたはプログラムに与えられた引数を処理できません。引数リストの制限は、引数リストのサイズと、環境のエクスポートされたシェル変数のサイズとを合計したものです。
最も簡単な解決方法は、余分な環境変数の設定を解除して、親プロセス環境のサイズを減らすことです (環境変数の一覧表示方法と変更方法については、使用中のシェルのマニュアルページを参照してください)。次に、プログラムを再度実行します。
ARG_MAX のバイト数よりも長い引数リストが、システムコールの exec(2) ファミリのメンバーに与えられています。
このエラーの記号名は、E2BIG、errno=7 です。
静的共用ライブラリを必要とする a.out を exec(2) により実行しようとしたときに、静的共用ライブラリが存在しないか、あるいはユーザーにそのライブラリへのアクセス権がありません。
このエラーの記号名は、ELIBACC、errno=83 です。
このメッセージは AnswerBook ナビゲータウィンドウに表示され、コンソールには XView エラーメッセージが表示されます。
詳細は、「answerbook: XView error: NULL pointer passed to xv_set」を参照してください。