次の 2 行を /etc/nsswitch.conf に入れます。
passwd: compat passwd_compat: nis |
server1% passwd passwd: Changing password for khh server1% |
passwd はパスワードの入力前に終了します。
passwd のマニュアルページには、次の記述があります。
上記の条件がすべて満たされた場合、デフォルトでは passwd コマンドは /etc/nsswitch.conf を参照してパスワード更新を実行すべきレポジトリ (記録場所) を決めます。具体的には、passwd(4) と passwd_compat の両エントリを検索します。これらのエントリに対応したリソースつまりレポジトリが更新されます。なお、使用可能なパスワード更新定義形式は、以下の 5 つに限定されています。いずれも形式にも合っていない場合、passwd(1) が異常終了するので、システムにログインできません。
passwd: files passwd: files nis passwd: files nisplus passwd: compat (==> files nis) passwd: compat (==> files nisplus) passwd_compat: nisplus |
passwd(1) のマニュアルページには、passwd_compat: nis の行を使用できるとは書いてありません。passwd(1) はマニュアルページの説明どおりの動作を行います。