主要メッセージの手引き

Volume Manager reports error: Configuration daemon can't speak protocol version

原因

VXVM 2.0 または 2.1 から VXVM 2.3 へのアップグレードで vxva (ボリュームマネージャGUI) を実行しようとして、このメッセージが表示されました。


Volume Manager reports error:
Configuration daemon can't speak protocol version

このメッセージは、ボリュームマネージャデーモン vxconfigd と起動しようとしている GUI vxva のバージョンが一致していないことを示しています。たとえば、バージョン 2.3 の vxconfigd を実行していて、旧バージョン (2.1) の vxva を実行しようとする場合です。

おそらく vxva のパスが間違っています。vxva の 2.1 およびそれ以前のバージョンでは、/opt/vxva.bin にバイナリがありますが、2.1.1 以降では /opt/SUNWvxva/bin に場所が変更になりました。

古い SUNWvxva パッケージを削除しないで新規のバージョン 2.3 をインストールすると (これは通常の方法で、旧パッケージの削除は必要ない)、$PATH に古い /opt/vxva/bin が残っているため、古いバージョンの vxva を起動したとも考えられます。

対処方法

新しい vxva プログラム、/opt/SUNWvxva/bin/vxva を実行します。このプログラムが動作し、エラーメッセージが表示されない場合は、/opt/vxva/bin/vxva をパスステートメントから削除するか、あるいは旧バージョンの vxva を削除して、次の 2 つのコマンドで新バージョンに対するシンボリックリンクを作成します。


# rm /opt/vxva/bin/vxva 
# ln -s /opt/SUNWvxva/bin/vxva /opt/vxva/bin/vxva