主要メッセージの手引き

Cannot boot after install, error that points to an .rc file

原因

Solaris 2.6 IA ソフトウェアのインストールを終了し、再起動時に、.rc ファイル (例、11045.rc) を参照するエラーが表示されます。このファイルはおそらく削除済みか、別のディレクトリにあるものと思われます。起動シーケンスで Solaris ソフトウェアがこのファイルを探して見つからないと起動プロセスが完了しないので、システムがハングします。

対処方法

インストールプロセスでは、構成アシスタント選択結果をファイルに保存するオプションがあります。このエラーは、その保存した構成ファイルを指しています。ユーザーには、これらの選択結果をファイルに保存するオプションを持つことは意識されません。ユーザーが選択を行った後、セットアップが終了します。ファイルに保存された選択結果を削除または移動すると、起動プロセスでシステムがハングします。これを解決するには、シングルユーザーモードで起動します。# プロンプトから次のように操作します。

  1. cd /platform/i86pc/boot/solaris/machines

  2. このディレクトリのすべてのファイルを削除します。

  3. システムを再起動します。

これで問題が修復され、Solaris ソフトウェアのロードができるようになります。