Solaris ネーミングの管理

バックアップと復元を使用して複製サーバーを設定する

NIS+ バックアップおよび復元機能を使用すると、NIS+ データを新しい複製サーバーに速く読み込むことができます。名前空間が広い場合は、この方法の方が、nisping を使用するよりもマスターサーバーからのデータを非常に速く入手できます。

新しい複製サーバーの設定に nisbackupnisrestore を使用する方法の詳細は、『Solaris ネーミングの設定と構成』で説明しています。手順の簡単な説明を次に示します。

  1. マスター上で nisserver を実行し、新しい複製サーバーを作成します。

  2. 新しい複製サーバー上で rpc.nisd を消去します。

    この処理は、nisping コマンドを使用した名前空間データのマスターから複製への自動転送に割り込んで実行されます。

  3. マスターサーバー上で、nisbackup を実行します。

  4. 新しい複製サーバー上で nisrestore を実行し、NIS+ データを読み込みます。

  5. 新しい複製サーバー上で rpc.nisd を再起動します。