Solaris ネーミングの管理

nisupdkeys コマンド

古い鍵ペアの保全が危うくなったり、非公開鍵の暗号化に使ったパスワードを忘れてしまったりして新規の鍵ペアを作成する場合、nisupdkeys を使用してディレクトリオブジェクト内の古い公開鍵を更新できます。

しかしながら、nisupdkeys は主体ワークステーション上の NIS_COLD_START ファイルを更新できません。サーバーの鍵のコピーを更新するには、NIS+ クライアントが nisclient コマンドを実行しなければなりません。もしくは、NIS+ キャッシュマネージャを実行中でかつコールドスタートファイル内で1つ以上のサーバーを利用できる場合、主体はディレクトリオブジェクト上で生存期間がタイムアウトするまで待つことができます。タイムアウトが発生すると、キャッシュマネージャはコールドスタートファイルを自動的に更新します。生存期間のデフォルトは 12 時間です。

nisupdkeys を使うには、NIS+ ディレクトリオブジェクトへの変更権が必要です。