Solaris ネーミングの管理

テーブル作成時の列権限設定

テーブルが作成された時、列にはテーブルオブジェクトと同じ権限が付与されます。このテーブルレベルの権限は環境変数 NIS_DEFAULTS で指定されるか、またはテーブルを作成したコマンドの一部で指定されます。nistbladm コマンドでテーブルを作成する際に -c オプションを使用すれば、最初の列アクセス権を指定できます。このオプションを使用するには、テーブルを作成しようとするディレクトリの作成権が必要です。テーブル作成時に列権限を指定するには、次のように入力します。


nistbladm -c type `   columname=[flags] [,   access]... tablename'

テーブルを作成する際、その列にはテーブルオブジェクトと同じ権限が付与されます。列に独自の権限を付与するには、列の型とコンマの後の各列の等号記号にアクセス権を追加し、列をスペースで区切ります。


column=type,   rights column= type, rights column =   type, rights

以下の例では、div 特性で depts という名前のテーブルが doc.com ディレクトリに作成されます。列は NameSite および Manager の 3 つです。第 2、第 3 列のグループには、変更権が追加されます。


rootmaster% nistbladm -c div Name=S Site=S,g+m Manager=S,g+m depts.doc.com.

nistbladm -c オプションの詳細は、第 14 章「NIS+ テーブルの管理」を参照してください。