クライアントを初期設定するには、次の 3 つの方法があります。
ホスト名による方法
ブロードキャストによる方法
コールドスタートファイルによる方法
前提条件と関連作業は、方法によってそれぞれ異なります。たとえば、ホスト名によってクライアントを初期設定するには、その前にクライアントの /etc/hosts ファイルまたは /etc/inet/ipnodesファイルに、使用するホスト名を登録しなければなりません。また nsswitch.conf ファイルの hosts の最初の選択肢として、files を指定する必要があります。IPv6 アドレスには、hosts の最初の選択肢としてipnodes を指定してください。 前提条件や関連作業を含め、各方法の詳細は、『Solaris ネーミングの設定と構成』を参照してください。nisinit コマンドを使う手順を次にまとめてみます。
ホスト名によってクライアントを初期設定するには、-c と -H のオプションを使い、クライアントがそのコールドスタートファイルを取得するサーバー名を指定します。
nisinit -c -H hostname |
コールドスタートファイルによってクライアントを初期設定するには、-c と -C のオプションを使い、コールドスタートファイル名を指定します。
nisinit -c -C filename |
ブロードキャストによってクライアントを初期設定するには、-c と -B のオプションを使います。
nisinit -c -B |