NIS+ には、テーブル名と列の値の検索基準の組み合わせ (これを「インデックス名」という) によって特定のテーブルの特定のエントリを識別する、というテーブル管理の方法もあります。インデックス名の書式は次のとおりです。
[search_criteria], tablename.directory |
search_criteria には検索基準を指定しますが、このとき角カッコ ([]) で囲むのを忘れないでください。書式は次のとおりです。
columname=value, ¥ columname=value ,... |
columname=value にはテーブルの検索可能列の値を指定します (「nistbladm と列の値」を参照)。
たとえば、表 14-2 の altair エントリを識別するには、次のようにインデックス名を指定します。
[addr=129.146.168.4,cname=altair],hosts.org_dir.doc.com. |
nistbladm -R コマンドを使用すると、間になにも入れない角カッコ [ ]をすべてのテーブル列を指定するワイルドカードとして使用し、テーブル中のすべてのエントリを一度に削除できます。