Solaris ネーミングの管理

-E オプションを指定してエントリを編集する

-E オプションは、nistbladm コマンドで既存のエントリを上書きする場合のアプリケーションに使用します。

ここで次のテーブルを想定します。

Dept (検索可能) 

Site (検索可能) 

Name 

Sales 

SanFran 

Chandar 

Sales 

Alameda 

Achmed 

このテーブルに対して次のコマンドを実行します。


master% nistbladm -E Site="Alameda" Mgr="Chu"  ¥
[Div='Sales',Site='SanFran'],depts.doc.com.

すると、Sales SanFran Chandar 行が Sales Alameda Chu に変わります。しかも、キーの値 Sales Alameda によって識別される Sales Alameda Achmed 行までもが変更の対象になります。その結果、コマンド実行前には 2 つあったはずの行が 1 つになります。

Dept (検索可能) 

Site (検索可能) 

Name 

Sales 

Alameda 

Chu 

これは複数の行を編集することになるので、オプションが -e であれば、上記のコマンドはエラーを返します。しかし、実際には -E が指定されているので、複数のエントリ (行) が編集されます。