Solaris ネーミングの管理

ディスク容量の不足

ディスク容量が不足すると、様々なエラーメッセージが表示されます。ディスク領域の不足に共通する原因は、定期的に行われている tmp ファイルの削除やログファイルの切り捨てをしていないことです。切り捨てを行わないと、ログファイルと tmp ファイルは常時増加します。これらのファイルの増大速度はシステムごとに異なり、同じシステムでも状態によって変化します。非効率的なシステムや、名前空間に問題を抱えているシステムでは、ログファイルは非常に急速に増大します。


注 -

多くの問題が発生しているときは、ログファイルと /tmp のファイルを頻繁にチェックします。ディスク容量が不足して他の問題が発生する前に、ログファイルを切り捨て、/tmp ファイルを削除します。また、ルートディレクトリとホームディレクトリで core ファイルを探して削除します。


ログファイルを切り捨てるには、システムのチェックポイントを設けます。チェックポイントのプロセスがある程度の時間を要し、完了するまではシステムの速度を低下させることに注意してください。また、ファイルの切り捨てを行う前に完全なコピーを作成するので、ある程度のディスク容量を必要とします。

システムのチェックポイントを実行するには、nisping -C を実行します。