Solaris ネーミングの管理

副マスターサーバー

副マスターサーバーにはそのゾーン用のデータのコピーがあります。主サーバーはそのデータを副サーバーに送り、権限を任せます。クライアントは、DNS 情報を副サーバーに照会できます。副サーバーを使用することによって、負荷が複数のマシンに分散され、応答時間を短縮してネットワークのオーバーヘッドを減らすことができます。また、副サーバーは、主サーバーが使用できないときに代わりの機能を果たします。

副サーバーは in.named を起動するとき、ゾーンに関するすべての情報を主サーバーにリクエストします。副サーバーはデータベースを更新する必要があるかどうかを調べるために主サーバーを定期的にチェックします。最新のゾーンデータベースを主サーバーから副サーバーに送信するプロセスを「ゾーン転送」と呼びます。したがって、副サーバー上のデータファイルは変更しません。ゾーンの主サーバーのデータサーバーを変更します。そして、副サーバーのファイルは主サーバーから変更されます。