SunSHIELD 基本セキュリティモジュール

arbitrary トークン

arbitrary トークンは、監査トレール用にデータをカプセル化します。このトークンは 4 つの固定長フィールドと 1 つのデータ配列からなっています。固定長フィールドは、このトークンを arbitrary トークンとして識別するトークン ID、推奨形式フィールド (16 進など)、カプセル化されるデータのサイズを指定するサイズフィールド (短い形式など)、後続の項目数を示すカウントフィールドの 4 つです。トークンの残りの部分は、指定された型の 1 つまたは複数の項目からなっています。arbitrary トークンは次のようになっています。

図 A-3 arbitrary トークンの形式

Graphic

出力形式フィールドには、表 A-2 のような値を入れることができます。

表 A-2 arbitrary トークンの出力形式フィールドの値

値 

動作 

AUP_BINARY

日付が 2 進形式で出力される 

AUP_OCTAL

日付が 8 進形式で出力される 

AUP_DECIMAL

日付が 10 進形式で出力される 

AUP_HEX

日付が 16 進形式で出力される 

AUP_STRING

日付が文字列で出力される 

項目サイズフィールドには、表 A-3 のような値を入れることができます。

表 A-3 arbitrary トークンの項目サイズフィールドの値

値 

動作 

AUR_BYTE

データはバイト数単位 (1 バイト) 

AUR_SHORT

データは短い形式の単位 (2 バイト) 

AUR_LONG

データは長い形式の単位 (4 バイト)