Solaris 7 リリースの印刷用ソフトウェアから、ネットワーク上のプリンタに対するクライアントアクセスの設定と管理を行うための集中的な環境が実現しました。印刷用ソフトウェアは以下の機能を含んでいます。
印刷クライアントソフトウェア - Solstice AdminSuiteTM 管理ツールセット専用だったこのソフトウェアによって、印刷クライアントがネームサービスを介してプリンタを利用できます。
Admintool - ローカルシステム上の印刷を管理するためのグラフィカルユーザーインタフェース。
LP 印刷サービスコマンド - 他の印刷管理ツールの内部機能または拡張機能を使用するプリンタの設定と管理を行うためのコマンド行インタフェース。
Solstice AdminSuite Print マネージャ - ネームサービス環境でプリンタを管理するためのグラフィカルユーザーインタフェース。Solaris 7 リリースから利用可能になりました。
詳細は、第 11 章「プリンタ、端末、モデムの管理」、および『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』を参照してください。
印刷ツールまたはコマンドを Shell Tool ウィンドウで使用しても、上記の基本的なタスクを実行できます。
印刷ツールとは、Solaris 7 ユーザ環境で利用できるソフトウェアツールのことです。このツールを使用すると OpenWindows や CDE でユーザはプリンタの監視や、印刷ジョブの監視と中止を行うことができます。
lp サービスは、複数のデーモン (プロセス) によって構成されて、これらのデーモンは、システムの動作と、/etc/lp ディレクトリ内の構成ファイルの階層を監視しています。また、lp サービスを管理コマンドのセットとみなすこともできます。