表 A-1 から 表 A-4 にリファレンスのエントリのサンプルを、その説明とともに示します。
表 A-1 例 1
SunOS 4 コマンド |
SunOS 5.7 |
利用可能な代替コマンドと注 |
BSD |
---|---|---|---|
fasthalt(8) |
A |
init 0 コマンドが同様の機能を提供。 |
S |
fasthalt コマンドは、Solaris 7 ベースの製品では利用できません。SunOS/BSD 互換パッケージをインストールした場合に利用できます。init 0 コマンドが fasthaltコマンドに置き換わります。スクリプトまたはアプリケーションで互換パッケージの fasthalt コマンドを使用する場合には、これらのスクリプトまたはアプリケーションは他の SVR4 システムでは動作しません。互換パッケージコマンドはこのパッケージがインストールされたシステムの /usr/ucb にあります。コマンドの説明は、『man pages section 1: User Commands』で fasthalt(1B) などのように参照してください。
表 A-2 例 2
SunOS 4 コマンド |
SunOS 5.7 |
利用可能な代替コマンドと注 |
BSD |
---|---|---|---|
cc(1V) |
N |
C コンパイラは C 言語の別パッケージ製品のツールでのみ利用可能。 |
C |
C コンパイラは SunOS リリース 5.7 では利用できません。C コンパイラは SunOS/BSD 互換パッケージで利用できますが、別パッケージの C コンパイラを必要とし、SunOS 4 コンパイラと同じインタフェースおよび出力は提供しません。
表 A-3 例 3
SunOS 4 コマンド |
SunOS 5.7 |
利用可能な代替コマンドと注 |
BSD |
---|---|---|---|
date(1V) -SysV |
S |
|
N |
date(1V) |
C |
日付を設定する際に使用されるフォーマットは、SunOS リリース 5.7 ではわずかに異なっている。詳細については、date(1) のマニュアルページを参照。 |
N |
SunOS 4 には、(SysV エントリで示される) /usr/5bin/date および (第 2 のエントリで示される) /usr/bin/date の 2 つの date コマンドがありました。/usr/5bin/date コマンドは SunOS 5.7 コマンドと同じです。使用しているパスに /usr/bin より前に /usr/5bin があった場合、SunOS 5.7 のこのコマンドとの違いにまったく気がつかないでしょう。SunOS 4 /usr/bin/date コマンドの使用に慣れたら、システムの日付を設定する前に SunOS 5.7 date(1) のマニュアルページを参照してください。
表 A-4 例 4
SunOS 4 コマンド |
SunOS 5.7 |
利用可能な代替コマンドと注 |
BSD |
---|---|---|---|
rev(1) |
N |
|
N |
SunOS 4 rev コマンドは SunOS 5.7 または BSD リリースにおいても利用できません。利用できる代替コマンドはありません。