PROM からブートするときは、次の変更点に注意してください。
PROM はディスクから bootblk をロードします。このファイルは、UFS ファイルシステムに固有のものであるということ以外は、以前の SunOS 4 のブートブロックに似ています。
SunOS 4 と同様に、installboot(1M) を使用してブートに使用されるパーティーションにブートブロックをインストールする必要があります。
bootblk はブートデバイスをオープンし、指定したファイルシステムを使用して ufsboot を検索しロードします。
ufsboot がメモリにロードされた後で、ブート PROM はカーネル /kernel/genunix をロードします。SunOS 4 システムは /vmunix を使いました。ただし、SunOS 5.7 では、 /kernel ディレクトリにはシステムをブートするのに必要なプラットフォーム非依存カーネルモジュールがすべて (unix も含む) 入っています。
カーネルは、/kernel/drv ディレクトリから esp など、他のドライバをロードします。これらのドライバは、SunOS 4 カーネルの一部として構築しなければなりません。しかし、SunOS 5.7 のシステムでは、これらのドライバが必要なときに、動的にロードすることができます。