/etc/inet/inetd.conf のエントリ形式は、ソケットサービス、TLI サービス、RPC サービスによってそれぞれ異なります。RPC サービスの場合の inetd.conf のエントリ形式は次のようになります。
rpc_prog/vers endpoint_type rpc/proto flags user pathname args |
各エントリの内容を次に示します。
表 4-9 RPC inetd サービス
rpc_prog/vers |
RPC プログラム名に / とバージョン番号 (またはバージョン番号の範囲) を付けたもの |
endpoint_type |
dgram (非接続型ソケット)、stream (接続型ソケット)、tli (TLI 端点) のどれか |
proto |
サポートされているトランスポートすべてを意味する *、nettype、netid のどれか。または、nettype と netid をコンマで区切ったリスト |
flags |
wait または nowait のどちらか |
user |
有効な passwd データベースに存在しているユーザー |
pathname |
サーバーデーモンへのフルパス名 |
args |
デーモンの呼び出し時に渡される引数 |
エントリの例を次に示します。
rquotad/1 tli rpc/udp wait root /usr/lib/nfs/rquotad rquotad |
inetd についての詳細は、inetd.conf(4) のマニュアルページを参照してください。