ONC+ 開発ガイド

構文ノート

  1. 次に示すものはキーワードとして予約されており、識別子として使用できない。

    表 C-1 XDR キーワード

    bool

    const

    enum

    int

    string

    typedef

    void

    cas

    default

    float

    opaque

    struct

    union

     

    cha

    double

    hyper

    quadruple

    switch

    unsigned

     

  1. 配列のサイズ指定に使用できるのは、符号なし定数だけである。識別子で指定するときは、その識別子をそれまでに const 定義を使用して符号なし定数として宣言しておく必要がある

  2. 指定範囲内の識別子の定数と型は、同じ名前空間内にあり、この範囲内で一意に宣言されている必要がある

  3. 同様に、構造体と共用体の宣言の有効範囲内では、変数名は一意的にする。構造体と共用体の宣言がネストしている場合は、新たな有効範囲ができる

  4. 共用体の要素識別子は、整数を表す型でなければならない。すなわち、intunsigned intboolenum、または、このどれかの型を typedef で定義したものでなければならない。case で指定する値は、要素識別子の型に応じた値でなければならない。また、union 宣言の有効範囲内で case の値を 2 回以上指定してはならない