戻り値の EOVERFLOW は、カーネルからの情報を渡すために使うデータ構造体の 1 つまたは複数のフィールドが小さすぎて値を格納できない場合に、常にシステムコールから返されます。
現在、64 ビットカーネル上の大きなオブジェクトに遭遇したとき、多くの 32 ビットシステムコールは EOVERFLOW を返します。これまでも、大規模ファイルを扱う場合には同様でしたが、daddr_t
、dev_t
、time_t
、およびその派生型の struct timeval
と timespec_t
が現在では 64 ビットを格納するため、32 ビットアプリケーションにおいては、従来よりも EOVERFLOW が返される場合が増えます。