システムインタフェース

データグラムソケット

データグラムソケットは、接続の確立を必要としません。各メッセージが受信先アドレスを運びます。特定のローカルアドレスが必要な場合は、bind(3SOCKET) の呼び出しをデータ転送の前に常に実行しなければなりません。データは、sendto(3SOCKET) または sendmsg(3SOCKET) (send(3SOCKET) のマニュアルページを参照) の呼び出しによって送られます。sendto(3SOCKET) の呼び出しは send(3SOCKET) の呼び出しと同様ですが、受信先アドレスも指定します。

データグラムソケットメッセージを受信するには、recvfrom(3SOCKET) または recvmsg(3SOCKET) (recv(3SOCKET) のマニュアルページを参照) を呼び出します。recv(3SOCKET) では着信データ用に 1 つのバッファが必要ですが、recvfrom(3SOCKET) では着信メッセージ用と発信元アドレスを受け取るため用に 2 つのバッファが必要です。

データグラムソケットは、connect(3SOCKET) を使用しても、ソケットを指定された受信先ソケットに接続できます。接続するときは、send(3SOCKET)recv(3SOCKET) を使用してデータを送受信します。

accept(3SOCKET)listen(3SOCKET) は、データグラムソケットでは使用しません。