完全に不透明でない (1) か完全に透明でない (0) アルファ値は、慎重に使用する必要があります。半透明による合成操作では、DPS のカラーキューブとグレイランプ内で多数の色を使用できる場合にのみ、最高のイメージ品質が得られます。つまり、イメージ品質は、24 ビット TrueColor または 8 ビット StaticGray ビジュアルのときに最高で、8 ビットの PseudoColor ビジュアルでは貧弱になります。また、半透明ピクセルの場合は、余分な計算が必要になるので、合成操作の性能は大幅に低下します。
Highlight op で最高の結果を得るには、DPS のコンテキストのグレイランプ内のカラー数を次のようにする必要があります。
fract(((float) numgrays - 1)* 2. / 3.) == 0
つまり、(numgrays = 4, 7, 6, 8, 16, ....) となります。これにより、カラー 2/3 グレイはハーフトーンになりません。
DPS のカラーキューブとグレイランプ内で一般に使用可能なカラー数は限られているので、完全に不透明でない (1) か、完全に透明でない (0) アルファ値を持つイメージでは、最高のイメージ品質が得られません。
合成操作は、gstate で指定されたグレイランプまたはカラーキューブ内のピクセル値についてのみ定義されます。カラーキューブとグレイランプに含まれない値を持つピクセルを合成しても、期待した結果が得られないことがあります。
アルファ値が 0 または 1 に等しくない 1 ビットのドロアブルの場合、合成操作の結果は不定です。
op Highlight により、1 ビットのドロアブル上のピクセルの色が反転されます。
不透明ではないアルファを使用して描画されたドロアブルには、アルファチャネルという余分のピクセルが関連付けられています。X Window システムの操作はアルファチャネルには影響しませんが、次の例外があります。
アルファチャネルを持つウィンドウが露出されているときに、そのウィンドウの X 背景が定義されている場合 (background != None)、背景がペイントされると露出したピクセルのアルファ構成要素は alpha = 1 でペイントされる。
ウィンドウのサイズが変更されると、アルファチャネル記憶域のサイズが変更される。
erasepage オペレータは、グラフィックス状態の現在のドロアブルを不透明な白でペイントします。したがって、ドロアブル内のすべてのピクセルのアルファ値は 1 に等しくなり、アルファチャネル記憶域は削除されます。
デプスが等しくないドロアブルの合成は不定です。