共通デスクトップ環境 プログラマ概要

デスクトップの送信

アプリケーションを ttsession で起動し、ToolTalk 要求を処理するようにすると、このアプリケーションは要求送信者ではなく ttsession の子になります。アプリケーションは通常、送信者と同じ X の表示セッションで起動されますが、同じ X11 画面または同じ現在のディレクトリ・コンテキストにある必要はありません。アプリケーションがサーバ・プロセスとして実装された場合、すでに特定の画面または特定のディレクトリ・コンテキストに表示されています。

デスクトップ要求を使用すると、アプリケーションの操作は、デスクトップ以外でコマンド行の起動で継承される送信者の属性から継承できます。このようにデスクトップ・メッセージ・セットを使用し、ハンドラのロケール、現在の作業ディレクトリ、$DISPLAY をリセットしてください。これにより、入念にコード化された受信アプリケーションが送信者として同じ X11 画面に表示されます。要求ハンドラは要求送信者の現在のディレクトリとウィンドウのジオメトリを見つけることもできます。ウィンドウのジオメトリを知っていると、要求ハンドラのウィンドウが要求送信者のウィンドウをできる限り隠さないようにできます。詳細は、ttdt_sender_imprint_on() のマニュアル・ページを参照してください。