Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

CDE 構成ファイルでのフォントの使用

CDE は、すべてのプラットフォーム上の CDE で動作するアプリケーションで使用できる一般的な標準アプリケーション・フォント名のセットを、いくつかのサイズにおいて指定します。各 CDE ベンダは、標準フォント名のセットを使用可能なフォントにマップします。既存のフォントへのフォント名のマッピングは、ベンダによって異なります。

app-defaults ファイルの中で標準アプリケーション・フォント名を使用すると、すべての CDE プラットフォームで単一の app-defaults ファイルを使用できます。標準フォント名を使用しない場合には、各 CDE プラットフォーム上の各アプリケーションごとに別の app-defaults ファイルをそれぞれ提供しなければなりません。

すべての CDE システムは、13 の標準アプリケーション・フォント名のセットを、少なくとも 6 サイズで提供します。これは、12 の一般的なデザインと変形スタイル (serif および sans serif)、および記号フォントを表します。これらの標準名に加えて、特定の CDE プラットフォームに対応して標準名がマップされるフォント名が提供されます。また、追加の 4 つの標準フォント名 (固定幅フォント内に serif と sans serif の両方のデザインを可能にします) が CDE プラットフォーム・ベンダによって提供されることもあります。

これら 13 のフォント名は、ISO 8859-1 の文字セットを使用するロケールのために、CDE プラットフォームの中に用意されています。他のロケールでの標準フォント名の使用方法については、『Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド(国際化対応編)』を参照してください。